中国のライブストリーミング企業「YY」その急成長と収益構造の変遷を探る!
今回は、中国でライブストリーミングサービスを展開するYYについて調べてみたいと思います。
創業は2005年4月で、ゲームのポータルサイト「Duowan.com」を開始。
2008年7月にはパソコンでグループチャットをできる「YY Client」を公開。
2010年9月にはモバイル版「Mobile YY」も公開。
2013年10月に仮想アイテムの購入ができる機能を導入。
2014年11月にはゲームに特化したライブストリーミング「Huya」を開始。
その他にも様々なライブストリーミングサービスを展開していましたが、2016年の後半に「YY Live」「Huya broadcasting」の2つのブランドに統合。
ライブストリーミング以外にも教育サービス「100 Education」や金融情報を扱う「Zhiniu Finance」なども展開しています。
業績推移を見ると、次のように大きく成長しています。
売上高は2012/12期の8.2億元(141億円)から、2016/12期には82億元(1410億円)に文字通り10倍に成長しています。
営業利益率も20%から30%と、とても高いことがわかります。
本エントリでは、YYのサービス内容について掘り下げるとともに、収益構造などの事業数値を決算資料からまとめてみたいと思います。
まずはメイン事業である「YY Live」がどんなサービスなのかを見てみます。