別府温泉マップが原点!自動運転とドローン社会のインフラを構築する「ゼンリン」

注目企業

今回はGoolgleマップなどに地図データサービスを提供する「ゼンリン」について取り上げます。

公式HP

ゼンリンは1948年、大迫正冨氏によって「観光文化宣伝社」として大分県で創業されました。別府市の観光ガイド『年刊別府』を出版し、付録で折り込んだ街歩きガイドの温泉マップが人気を博します。

大迫氏は温泉マップのヒットを受けて地図作りを本格化。1952年の『別府市住宅案内図』発行し、その2年後には販路拡大のため福岡県北九州市・小倉へ拠点を移します。その後も全国各地で地道な徒歩調査を重ね、1980年に全47都道府県の住宅地図出版を果たしました。インターネット黎明期の1984年、日立製作所と共同で住宅地図制作自動化システムを確立。地図のデータベース化に向けた取り組みがスタートします。

1990年、世界初のGPSカーナビ専用地図ソフトを開発し、2005年からはGoogleマップへのデータ提供を開始しました。現在は3Dマップやドローン用地図データ作成など先進的な取り組みも行なっています。

日本全国を網羅した住宅地図を刊行しているのはゼンリンのみと言われており、2017年に住宅地図の国内カバー率100%を達成。2000年ごろには98%程度まで到達していましたが、山間部や離島などが断片的に残っていたそう。社内でも「完成させたい」という声が挙がっており、2017年に全エリアの調査を終えてようやくカバー率100%を達成しました。

また、一時期はカーナビ向け地図ソフトのシェアが70%を超えていたとされています。最近は複数の地図データを組み合わせることが増え、正確なシェアを計算することは難しいそうですが、現在も圧倒的なシェアを誇っています。

近年の業績推移を確認してみましょう。

15/3期以降に業績が伸びており、18/3期の売上は過去最高の613億円でした。今四半期の売上高は136.1億円です。

営業利益は54億円まで回復しています。

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