今回取り上げるのは、大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」です。
USJは東京ディズニーリゾートに次いで国内第2位のテーマパークです。
年間入場者数は1460万人に達し、3位のハウステンボス(長崎)には圧倒的な差をつけています。
今となっては日本を代表する2大テーマパークの一つに成長したUSJですが、その歴史は順風満帆とは程遠いものでした。
ユニバーサル・スタジオの始まりは、1912年にカール・レムリがハリウッドで開始した映画制作会社「ユニバーサル映画」にあります。
今や映画産業の中心となったハリウッドですが、当時はまだ創成期。娯楽としての「映画」自体も始まってまだ日が浅い時代でした。
おそらくは日銭稼ぎの意味合いもあって、当初から映画制作の現場が見られる「スタジオツアー」を提供していました。
①「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド」の始まり