50年前に鹿児島の馬小屋で創業!ラクスルとの提携で成長する印刷通販「プリントネット」が新規上場
印刷通販「プリントネット」のJASDAQ上場が承認されました。
(公式HP)
プリントネットの創業は1968年までさかのぼり、そのルーツは鹿児島県姶良(あいら)市にあります。
農業を営んでいた小田原廣實氏が、奥さんの実家の馬小屋を借りて印刷業を開始。
主な案件は官公庁の公募入札などで獲得し、しばらくは農業と印刷の複業が続きました。
息子の洋一氏にとっては小さい頃から農業や製本の手伝いをする毎日。
「家業は継ぎたくない」という思いがありながらも、製版会社を経て1985年に実家へ戻ります。
1987年に「小田原印刷」として法人化し、印刷業一本に専念することとなりました。
しかし、家族と数名の社員で営業から印刷、配送まで全てを切り盛りする日々に限界を感じ、洋一氏は廃業も覚悟していたといいます。
洋一氏が小田原印刷に戻って20年が経過した2005年に廣實氏が引退し、社長に就任。
プリントネットにとって大きな転機となったのは『楽天市場』への出店です。
遠く離れた関東からの注文が増加し、多くのリピーターを獲得。
手応えをつかんだ洋一氏は自社のWebサイトを開設し、官公庁への入札を一切やめて通販専門に舵を切りました。
2008年にプリントネットへと社名を変更し、東京にも工場を建設。
2014年には印刷通販「ラクスル」と業務提携します。