【2016年12月期】WASHハウスの事業と業績まとめ

WASHハウス

WASHハウスの2016年12月期の売上高は31億円、経常利益2.8億円と報告されている。

コインランドリー「WASHハウス」を中心に事業を展開している。

従来の「暗い・汚い・怖い」というイメージを払拭し、女性やファミリー層をターゲットとした「安心・安全・清潔」な店舗ブランドの提供を目指している。

女性就労率の増加や健康志向の高まり(ダニ・アレルギー対策)などを背景としてニーズが高まっているとのこと。従業員数は98名。


単一セグメントであるが、事業区分として次の3つを報告している。

① FC事業

WASHハウスが出店候補地を選定し、フランチャイズオーナーとの間で「WASHハウス」ブランドの店舗設計、内装工事、機器の設置などをパッケージ化した「WASHハウスコインランドリーシステム一式」を販売。オープンするための広告などの開業準備費用、フランチャイズ加盟金を受領

② 店舗管理事業

24時間365日受付のコールセンター、Webカメラと遠隔コントロールによる即時サポート、毎日の点検・清掃・洗剤の補充、メンテナンス巡回、集金、広告活動などのサービスを提供。

全てのFC店舗についてコインランドリー店舗の管理を受託しており、店舗収支を含む運営状況を月ごとにFCオーナーに報告し、売上金からコインランドリー管理収入を差し引いている。

③ 直営事業その他

「WASHハウス」の直営を行う。主に新規エリアへの進出時に出店しており、ブランドのローカル認知を高め、潜在ユーザーへの利用喚起、FCオーナーや土地オーナーへの店舗モデルの提供など、アンテナ店としての役割を担っている。


出店状況

吸収を中心に、山口県、広島県、大阪府、東京にも進出していることがわかる。


売上の内訳

売上高31億円のうち、7割を超える23億円がFC事業による売上。店舗管理事業は5億円、直営その他は3億円ほどの売上。

FC事業による売上とはすなわち、フランチャイズ店舗を新規出店する際の初期費用の売上であり、報告書にも「FCパッケージの出店が売上の大半を占めております」と書いてあった。

ということは、FC出店のペースが衰えると売上が減少してしまうのか。。

FC店舗を中心にしている限り、FCオーナーから管理手数料をとるだけなので赤字になるリスクは小さいと思われるが、今後どれだけ全国的に店舗数を伸ばせるかが勝負になりそう。