海外案件比率59%!ハイクラスに特化した人材紹介で業績拡大を続ける「JACリクルートメント」

今回は、管理職や専門職に特化した人材紹介を手がける「JACリクルートメント」についてまとめたいと思います。


1975年にイギリスで創業したのち、1988年に「ジェイ エイ シー ジャパン」が設立され、2006年にジャスダックに上場。

2015年に東証一部に指定されたという経緯。


直近の業績推移を見てみましょう。

景気が悪化した2009年には売上高を大きく減らしていますが、その後は急激に事業規模を拡大し、2017年には売上高160億円、営業利益53億円という高収益企業となっています。


非正規雇用の領域では「ディップ」が躍進しており、その背景には飲食業界を中心とした人材不足の深刻化があります。(参考:「バイトル」「はたらこねっと」を運営!人手不足の中で追い風を受ける「ディップ」の歴史と決算まとめ

一方、JACリクルートメントが対象とするのは管理職をはじめとした「ハイクラス」の転職であり、特に外資系企業の転職に強みを持っています。


今回は、JACリクルートメントの人材紹介事業とはどういったものなのか、その歴史や事業内容、決算数値などについてまとめていきたいと思います。


JACリクルートメントの創業経緯と事業内容

JACリクルートメントの歴史は、1975年に設立されたイギリス法人から始まりました。

創業者の田崎忠良氏は、1943年横浜生まれ。

1967年にケンブリッジ大学のダウニングカレッジを卒業したのち、三菱商事のロンドン支社に入社。

翌年には「Continental Ore Corp」、1973年には住友商事のロンドン支社を渡り歩いたのち、1974年に独立。

「職」「食」「住」に関する事業を展開する中で、「職」に関する事業として立ち上げられたのが現在の「JAC Recruitment」です。

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