RPAホールディングスや「なんぼや」のSOUなど!2018年3月までの新規上場企業19社の色々ランキング

和心

今年も3ヶ月目が終わろうとしています。

タイミング的にちょうどいいなと思ったので、今年新しく上場した企業19社の事業数値をランキング形式にグラフ化してまとめてみたいと思います。

まずは上場日と会社名、大まかな事業内容を一覧にしてみました。

上場日 社名 事業内容
2018/01/09 技研ホールディングス 建設事業グループ
2018/01/26 竹田印刷 1924年創業。印刷技術を活かした半導体関連各種マスクの設計・製造、ソフト開発、販売促進
2018/02/23 Mマート 業務用食材卸売マーケット
2018/02/28 ジェイテックコーポレーション 大学と共同研究し、オプティカル事業とライフサイエンス機器開発を行う
2018/03/02 SERIOホールディングス 既婚女性を対象とした人材派遣事業、小学生の放課後事業、保育事業
2018/03/15 神戸天然物化学 有機化学品の研究、開発などの受託
2018/03/16 フェイスネットワーク 新築一棟不動産投資
2018/03/16 日総工産 製造系人材に特化した人材派遣や請負、コンサルティングなど
2018/03/19 共和コーポレーション 信越・北陸を中心に中部・関東エリア でアミューズメント施設「APINA」を展開
2018/03/20 信和 仮設資材をはじめ、くさび緊結式足場“キャッチャー”のメーカー
2018/03/20 クワザワ 北海道拠点の住宅、建設資材の商社
2018/03/22 SOU ブランド買取チェーン「なんぼや」を展開
2018/03/23 キュービーネットホールディングス 1000円カット理容店「QBハウス」を展開
2018/03/23 ファイバーゲート 各種Wi-Fiサービスを訪日外国人やバス向けに展開
2018/03/27 RPAホールディングス ロボットソーシングとアフィリエイトネットワーク
2018/03/28 アジャイルメディア・ネットワーク 「アンバサダープラットフォーム」
2018/03/29 アズ企画設計 不動産販売、賃貸、管理
2018/03/29 和心 かんざしや和傘、浴衣などの小売
2018/03/30 日本リビング保証 住宅設備の保証と既存住宅の検査補修、電子マネー発行

先日取り上げた「RPAホールディングス」や、ブランド買取の「SOU」、1000円カットの「QBネットHD」など、話題の新規上場企業が多くあります。

その一方、建設事業や不動産、人材派遣などの従来的なビジネスも多く上場しています。


時価総額ランキング

まずは、時価総額を大きい順にグラフにしてみます。

RPAホールディングスが時価総額828億円と、市場からもっとも大きな評価を受けています。

ライフサイエンス機器を大学と共同開発するジェイテックコーポレーションも486億円。

ちょうど上から10社目にあたる「Mマート」までが時価総額100億円を超えています。



売上高ランキング

続いて、売上ランキングです。


もっとも売上が大きいのは、北海道を拠点とする建設資材商社「クワザワ」で、893億円に達しています。

比較的新しい会社だと「なんぼや」のSOUが227億円と、第4位にランクインしています。

1000円カットのQBネットは売上180億円ほど。

第9位に当たる「フェイスネットワーク」までが売上100億円を超えています。


営業利益ランキング

続いて、営業利益のランキングです。

仮設資材メーカーの「信和」が営業利益26億円と圧倒的です。続いて、QBネットが15億円。

営業利益10億円を超えているのは、5番目の「SOU」までです。


営業利益率ランキング

ジェイテックとMマートの2社が営業利益率20%を超えています。

営業利益率10%を超えているのは、第6位のフェイスネットワークまで。


売上成長率ランキング

売上成長率ランキングです。

RPAホールディングスが200%を超えていますが、前期が決算期の変更により5ヶ月決算期間になっているため、実質的には成長率100%くらいです。

Wi-Fiサービスを展開する「ファイバーゲート」も売上成長率150%を超えていますが、同じく前期が決算期の変更をしていたため実質的には35%ほどの成長です。


高成長企業の一つの基準と言える「20%」を超えているのは、8番目のアジャイルメディア・ネットワークまでです。


時価総額 / 営業利益 倍率ランキング

最後に、その企業がどれだけ市場から期待されているかを表す「時価総額 / 営業利益」をランキングにしてみます。

当然、高成長企業ほど市場からの期待は高まります。

中でもRPAホールディングスは営業利益の500倍近くもの時価総額が付いています。

彼らがの事業分野は「RPA(Robotics Process Automation)」と呼ばれ、世界的に注目度が高まっています。


まとめ

やはり、今までに上場した企業の中ではRPAホールディングスへの期待の高さが際立っています。

それ以外に、Wi-Fiサービスの「ファイバーゲート」や業務用食材ECの「Mマート」など、少し気になる企業を見つけることができたので、また時間を見つけてまとめてみたいと思います。