Tesla 1Q決算:逆風でも過去最大の販売数、『Model Y』覇権に向け自信
電気自動車メーカー「Tesla」が4月26日、2021年1〜3月期決算を発表。過去最大の生産・販売台数をともに記録した。
決算リリースでは、「季節性やサプライチェーンの不安定性といった逆風」があるにも関わらず今回の成果を実現したとアピール。量産モデルの拡大を進め、純利益は4.38億ドルに拡大した。
売上高は前年比74%増と大きく加速して104億ドルに。営業利益は同じく110%増の5.9億ドルに拡大した。
CEOのイーロン・マスクは、決算カンファレンスコールの冒頭で「2021年第1四半期はあらゆる点で記録的だった」と自信を見せる。その一方、株価は年明け時点でピークに達し、その後はやや軟調な状況が続いている。
2020年に市場におけるTeslaへの期待は大きく高まった。経営環境の変化も著しい中で、イーロンはどのように舵取りを進めるのか。決算カンファレンスコールの内容を中心に整理したい。
「電気自動車に対する人々の認識が変わり、需要はかつてないほど強まった」とイーロンは言う。1〜3月は例年、需要が弱めのシーズンだが、2021年はピークシーズンに劣らない売上高となった。