2011年以来の赤字に喘ぐソーシャルゲーム企業Zyngaの業績

ジンガ

Zyngaはサンフランシスコに本社を置く世界有数のソーシャルゲーム企業。2015年第4四半期にはMAU(月間アクティブユーザー数)6800万人を記録。そのうち81%がモバイルからのアクセスであり、comStore Mobile Metrixによれば、2015年12月時点でZyngaは米国一位の月間ユニークユーザー数を誇るモバイルゲーム企業だったそうだ。代表的なタイトルは「Words With Friends」「Zynga Poker」「FarmVille」など。

2015年度の年次報告書によれば、注力するゲームカテゴリとしてZynga Pokerなどの「Social Casino」、Words With Friendsなどの「Casual」、Empires & Alliesなどの「Action Strategy」、FarmVilleなどの「Invest Express」の4つを挙げている。よくわからん。

事業の収益源はゲーム内のバーチャル・グッズの購入や有料ダウンロード、あるいは広告掲載やライセンス提供だそうだ。

従業員数は1669人。

損益の推移

これは。。。

売上高は2012年の12.8億ドルをピークに低迷し、現在は7-9億ドル前後で推移。

利益は出ておらず、2010年を除いて安定して赤字。。

そうだったのか。。DeNAやグリー、mixiのイメージがあるからめっちゃ儲かってるんじゃないかと思ってたわ。

収益規模で言っても売上で2012年度に2000億円、現在でも1400億円(ともにIFRS)の売上を残したDeNAの方が全然上だ。。

市場自体はアメリカの方が断然でかいはずなので、それでこの収益規模ということはやはりゲーム自体がヒットしていないのか?それは他のプロバイダーと比較して見ないとわからないな。年次報告書(Form 10-K)の「Zyngaは米国一位の月間ユニークユーザー数を誇るモバイルゲーム企業」との能書きは嘘ではないはずだけど。

利益が出ないのは開発コストなどに原因がありそう。まあでも、ここからさらに深掘りする意味をあまり感じないな。。。

ニュース記事なども検索してみたところ、2012年ごろの「Zynga 凋落」的な記事が多く見られた。

じゃあ今はどのインターネットゲーム企業がアツいんだろうな。次はそっちを探してみたい。