クリスピークリームドーナツは日本上陸10年の節目を迎えて今、転換期に来ています。 2015年には64店舗ありましたが、現在では48店舗に減少しました。その理由を探っていきたいと思います!
クリスピークリームドーナツの歴史は今から80年前から始まってます。
1937年7月 ノースカロライナ州でドーナツ販売をスタート
1976年 ベアトリスフーズ社へ売却され、子会社化
1982年 ベアトリスフーズ社から会社を買い戻す
2000年4月 IPOを行い、NASDAQに上場
2001年5月 ニューヨーク証券取引所に上場替え
2003年 2006年6月 ロッテ70%出資しクリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン株式会社を設立
2006年12月新宿サザンテラスに1号店を開業(2017年閉店)
オープン当初は7時間以上も並ばないと買えない盛況ぶりでした。
しかし今では、以下のグラフのように2015年から赤字営業です。ここ数年の損失により店舗数は大幅に減少したと考えられます。
そんなクリスピークリームドーナツの閉店の理由を考えていきます!
①海外から他の上陸スイーツがいっぱい!
アメリカからのハンバーガー「shake shack」・チョコレートバー「マックスブレナー」や、韓国からのふわふわかき氷「ソルビン」、台湾からのタピオカ「春水堂」など海外から新しいスイーツが続々と日本に上陸しているので、クリスピークリームドーナツの話題性はなくなりました。
②コンビニスイーツのレベルがアップ!
セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンは2015年から自社レーベルでドーナツの販売を開始しています。価格も安く利便性の高く、3社のドーナツ市場拡大は「コンビニドーナツ戦争」と言われ、各コンビニで販売競争していくうちにクリスピークリームドーナツの存在感は薄れていってしまいました。
③味が海外的!
クリスピークリームドーナツはすごく甘いです(私は好きです!)。そのため、人によって好き嫌いが別れてしまいます。健康志向が高まりつつある現代では、高カロリーな揚げ物のスイーツは抵抗があるかもしれません。
2017年1月に、日本のクリスピークリームドーナツの象徴であった1号店の新宿サザンテラス店が閉店してしまいました。
クリスピークリームドーナツジャパンのページ(http://krispykreme.jp/recruit/2018/company/)によると、「これからは第二創業期と位置づけて、日本でも長く愛されるブランドを目指してチャレンジを続けていきます。」とあります。
クリスピークリームドーナツのユニークさを大切にしながら、日本の食生活に馴染んでいく必要があると考えられます。