「任天堂」Switch累計6,300万台を販売!今後の成長戦略も面白い
任天堂

任天堂が11月5日に発表した2020年4〜9月期決算は、最終損益が2,131億円の黒字となった。前年比3.4倍もの増益である。

売上高は前年比73%増の7,695億円、営業利益は同じく209%増の2,914億円。『Nintendo Switch』ファミリーのヒットが拡大し、前年を大きく上回る業績となった。

この5年の軌跡は凄まじい。『Nintendo Switch』を発売したのは2017年3月。当初から反応は大きかったが、今と比べれば静かなものに思える。

当初、任天堂はゲームソフトのラインナップを矢継ぎ早に繰り出すことで話題を途切れさせないという戦略を進めた。ヒットタイトルが生まれると人気は過熱、Switchを定価で手に入れるのは今も容易ではない。

業績の好調を受けて、任天堂は通期予想を売上1.4兆円(前年比7%増)、営業利益4,500億円(同28%増)に上方修正した。

任天堂にとって最大の四半期は年末シーズンを含む3Q(10〜12月)だ。3Qの売上が通期全体の4-50%を占めることもあり、更なる業績の上振れに期待がかかる。

製造業が大きい日本で、コロナ禍による追い風を受けた数少ない日本のグローバル企業が任天堂だ。年末のホリデーシーズンを見据え、どのような取り組みを進めているのか整理したい。

中国で『リングフィット』好調

現在の任天堂は、『Nintendo Switch』関連が売上の大半を占めている。

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