Square 3Q決算:Cashアプリ好調、セラー向けに比肩する収益事業に
米Squareが好調だ。11月5日に発表された7〜9月期決算は、最終損益が3,652万ドルの黒字となった。前年比24%の増益である。
Squareの事業はカード決済をどこでも受け入れられるセラー(販売事業者)向けプラットフォームと、個人向けの送金アプリ「Cash」アプリに分かれる。
売上高は30.3億ドルで前年比140%の増収。グラフで見るとお分かりの通り、急激な加速に見える。営業利益は4,934万ドルで、54%の増益だった。
売上が急増したのは『Cash』アプリ内でのビットコイン販売が伸長したため。 しかし、これは額面が増えただけだ。
今回のSquare決算では、ビットコインの売上増よりも注目するべきポイントがいくつもある。決算カンファレンスコールの内容を中心に、それを紐解いてみよう。
Squareの売上構成をみると、中核といえる決済手数料収入は9.3億ドル。前四半期の打撃から回復し、前年比13%増となった。