ゲームメーカー12社の直近7年間に渡る栄枯盛衰と次に勝つのは誰なのか?

私みるみる丸は、ゲームを全くやらないのですが、日本のITにおいて目を外せないのがやっぱりゲームメーカーではないでしょうか。

(本当は、「Fate/Grand Order」を作っているソニーの子会社のアニプレックスを入れたいが四半期で出ていない…!)

そこで今回はゲーム12社の売上推移を四半期ごとに見ていこうと思います。(四半期ごとに企業を見ることはあまりしないのですが今回は特別。)


売上推移

まず、売上を見て見ましょう。

基本的に、一度ピークがくると中々復活するのは難しく、ピークは大体500億円のようです。

ただし、ミクシィのようにごく稀に復活することがあります。


ここで、年ごとにトップを見ていくと、2011年度はグリー、2012年度はDeNA、2013年度・2014年度はガンホー、2015年度・2016年度はミクシィ。

2012年からのガンホーの立ち上がり方が半端ないですね。


2017年度は、2Qまでであるとミクシィが1位ですが、ジリジリ追い上げてきているのがサイバーエージェントであり今年は抜けるのか。

コロプラがいいところまで来ていたのですが、2015年3Qを天井としてジリジリ落ち来てしまっています。と思ったら、2017年1Qで底をうったように見えます。


ただ、四半期で売上100億円以上の企業とそれ以下の企業で差が激しいので、100億円以下の企業で見て見ます。

時価総額で1000億円を超えたことで話題になったアカツキですが、実はガンホーやミクシィの立ち上がりと比べるとどうしても劣ってしまっているように見えます。


営業利益率

ここで、営業利益率の推移を見て見ます。

ブームが過ぎてしまうと基本的に利益率は下落傾向にありますが、ガンホーやミクシィは顕著です。

また、売上が伸び始めたアカツキの利益率がこの1年間で頭を一つ抜いて高くなっています。


最後に

IPを借りて来てゲームを作るとヒットは打てるものの、ミクシィの「モンスターストライク」、ガンホーの「パズドラ」、グリーの「釣りスタ」のようなホームランは中々打ちにくい…

だからと言って、自社IPでホームランを狙おうにも、昨今では一発の開発で数億円かかってきており、バッターボックスで構えずらくなっているのも事実。

この構造は、gumiの國光さんもゲーム産業は石油産業と似ているとインキュベイトファンドの本間さんとも話していました


もしかしたら、アエリアのように外から買ってくるのがいいのかもしれませんし(gumiのブレイブ・フロンティアも、gumiのVCとB Dash Venturesとフジ・スタートアップ・ファンドなどの出資によってできたエイリムが作ったゲームで3億円で子会社化したという過去がある)、ゲーム会社が作り続けたゲームをセカンダリーで買ってくるマイネットがいいのかもしれませんし、ゲームイラストを書き続けるMUGEN UPがいいのかもしれません。


果たして2017年を制すのはミクシィなのか。それともサイバーエージェントなのか。はたまたアニプレックスなのか。

とても楽しみです。

(ゲームボラでか過ぎ…)