Peloton創業ストーリー(前編)ジョン・フォーリーのキャリアと創業期の苦難

Peloton創業ストーリー(前編)ジョン・フォーリーのキャリアと創業期の苦難

特集

新型コロナウイルスは日常生活のさまざまな局面を変えた。

大きなインパクトを与えたカテゴリーの一つが「フィットネス」だ。感染拡大を懸念して世界中のジムが閉鎖され、フィットネス文化の草分けともいえる米ゴールドジムは破綻した。

こうした環境下で異彩を放つのがホームフィットネスを手がける「ペロトン(Peloton Interactive)」だ。2012年に創業した新しい企業でありながら、時価総額は250億ドルを超える。

ペロトンについて驚異的な点はいくつもある。まずはその成長スピードだ。2019年の新規上場時点から売上は前年比2倍以上のスピードで伸びていて、足元では加速した。

もう一つは、圧倒的なエンゲージメントである。コアサービスである月額39ドルのコネクテッド・フィットネス会員は109万人に達し、それに加えてデジタル版会員(月額13ドル)は50万人に迫る。

これだけのユーザー数を抱えながら、信じられないほど解約率が低い。月次のチャーンレートは1%を下回り、そのほとんどはソフト・チャーン(クレジットカードの期限切れなど、意図しない解約)だという。

今の勢いが続けば、フィットネス業界を変える大きな存在になるだろう。直感に反する話ではあるが、そんな会社がまだ創業から10年も経っていない若い企業なのだ。

菓子工場の製造ラインで働いた起業家

ペロトン創業者のジョン・ふぉーりは、フロリダ州の「楽園」フロリダキーズの出身だ。父親はデルタ航空のパイロットだった。

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