ユニコーン企業になった「Patreon」創業者ジャック・コンテの半生(前編)

ユニコーン企業になった「Patreon」創業者ジャック・コンテの半生(前編)

特集

2020年9月1日、Patreonがユニコーン企業になったことが報じられた。創業者ジャック・コンテはYouTubeチャンネルでも自ら発表した。

クリエイター向けのメンバーシップ・プラットフォームを展開するPatreonは「パッション・エコノミー」の筆頭企業だ。今回、Patreonは投資家から9,000万ドルを集めて評価額が12億ドルに達した。

Patreonのサービス紹介ページをみると、アンチテーゼにされているのがYouTubeやSpotifyなどのサービスだ。両者ともアルゴリズムによって再生回数が変わる。クリエイターの生殺与奪がプラットフォーム側に握られている面は否めない。

両者ともストリーミングの発展に大きく寄与してきたが、クリエイター側の反発も大きい。特にSpotifyは、テイラー・スウィフトやビヨンセなど、多くのトップアーティストが機械的な性質に嫌悪を示してきた。

こうした背景を鑑みると、Patreonという存在は光って見える。まず創業者のジャック・コンテ自身がクリエイターであり、音楽家だ。スタンフォード大を卒業しているなど、シリコンバレーの創業者に多い一面もある。

エンターテインメントはこの20年、もっとも事業モデルが転々としてきた領域だ。古くは海賊版の横行、今年はCOVID-19拡大によってオフラインでの活動が難しくなった。

その中でPatreonがどのようなアプローチをとってきたのか。その創業ストーリーについて紐解いてみよう。

アーティストとしての哀しい思い出

Patreonの創業者ジャック・コンテは、1984年に米国カリフォルニア州に生まれた。

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