DocuSign 2Q決算:顧客数75万社に加速、オンライン公証ベンチャーを買収
電子契約SaaSを展開するDocuSignが9月3日に発表した2020年5〜7月期決算は最終損益が6,456万ドルの赤字だった。
売上高は右肩上がりの成長が続く。5〜7月期には3億4,221万ドルに拡大し、成長率は前年比45%にのぼる。Zoomを見ると麻痺するが、この半年で大きく加速している。
特筆すべきポイントは、長い期間にわたって売上成長率が一貫した水準を保ってきたということだ。それを実現しているのは、電子契約SaaS特有のネットワーク効果である。
DocuSignの創業は2003年で、SaaSとしては老舗の部類だ。創業17年が経過してなお高成長が続き、企業としての野心は非常に大きい。
決算カンファレンスコールの中でCEOのダン・スプリンガーは、半ばウキウキしたような調子で事業の状況について説明した。