あなたはどの乗換サービスを使っていますか?
私はこれまで「ナビタイム」か「駅探」を使ってましたが、知人に「ヤフー」をオススメされたのでヤフーを使ってみたところ全く使い勝手が異なり、それ以来ずっと「ヤフー」を使ってます。
一見乗換サービス自体で何が違うのかわかりませんが、実は2社ほど上場しており、その2社がジョルダンと駅探です。
ジョルダンは、佐藤氏によって創業され、2003年にジャスダックに上場しました。
駅探は、東芝の一部門でしたが、PEのポラリス・キャピタル・グループによってMBOされたのち、2011年にマザーズに上場しました。
では一体何が2社で違うのか?数値で比較していきたいと思います。
時価総額で比較してみます。(お買い得w)
売上で比較
売上で比較してみます。
すると、ジョルダンの方が売上が大きいもの昨今は低迷して入る一方で、駅探は静かに伸ばしています。
次に、利益率で比較します。
すると、売上総利益率は駅探の方が高く、むしろ上昇しています。
次に、営業利益率で比較してみます。
長らく下落傾向にあったものの、昨今は回復傾向にあります。
次に、売上構成をみてみます。
まず、駅探はコンシューマ向けの売上が伸びています。
実は駅探、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクなどにコンテンツを提供しており、その結果ドコモからの安定的な収益源があります。
ドコモへの依存は高水準となっています。
次にジョルダンですが、一時期は乗換サービス以外への進出もしていたものの、現在では売上のほとんどが乗換サービスとなっています。(ジョルダンも確かGoogle Mapに採用されてた気がする)
最後に、コスト構造で比較してみます。
乗換サービスの販管費で大きな存在感があるのが、広告宣伝費と給料と手数料の3つであり、この3つを比較してみます。
両者ともに広告宣伝費を増やしており、これが営業利益率を下げて入る要因の一つです。
ただ、ジョルダンが2012年を界に一気に減らしています。
ジョルダンは、2012年に広告宣伝費を減らした一方で給料を増やしています。
最後に、支払い手数料をみます。
いかがでしたでしょうか。
一見何が違うのかわからない二社ですが、コスト構造を見ると全く異なり、強みも違うことがわかりました。
特に駅探は、キャリア依存が激しいものの、やっぱりキャリアは強いなと、改めて実感しました。