Amazon 2Q決算:コロナ費用40億ドルでも過去最高益、食料品ECは売上3倍
昨晩、アメリカのEコマース企業「Amazon」が2020年2Q決算を発表しました。
Shopifyに引き続き、やはりAmazonも大きな追い風を受けています。
4-6月における売上高は889億1,200万ドル(前年比40%増)。営業利益は58億4,300万ドル(同89.5%増)。猛烈な加速と、大幅な増益です。
言うまでもなく、58.4億ドルの営業利益はAmazonにとって過去最高。2年前の2倍近い規模にまで膨らんでいます。そこらのベンチャーではなく、世界のトップEC企業がこの成長。
売上構成についてもグラフ化すると、上の通りに。メインのオンライン直販(Online stores)は459億ドル(前年比47.8%増)へと大きく加速。
サードパーティ販売による売上(Third-party seller)も182億ドル(前年比52.1%増)と、大きな追い風を受けました。直販よりもなお加速しているというのが、興味深いところ。
ホールフーズ・マーケットでの物理店舗(Phisical stores)は前年比12.8%の減収。その他は堅調で、定期課金が60億ドル(前年比28.7%増)、AWSが108億ドル(同29.0%増)となりました。
想定されていたことではありますが、COVID-19感染の拡大は、Eコマースの巨人たるAmazonに大きな追い風をもたらしました。果たして具体的にどんな取り組みを進めたのか、決算報告の内容をチェックしましょう。