仮想通貨に本腰を入れてきたFX2強のDMM.com証券とGMOクリックHDを比較!

昨今、ビットコインなどの仮想通貨がとてもホットで、取引所への参入も相次いでいます。

そんなビットコインと特性が似ているのかなと思うのがFXであり、FXにおける2強であるDMM.com証券とGMOクリックホールディングスが仮想通貨のマイニングプールへの参入を表明しました。

そこで今回は、DMM.com証券とGMOクリックホールディングスの2社について少し深堀ってみようと思います。


まず、本当にDMMFXとGMOクリックHDが2強なのか?というところから見てみます。

まず、店頭FXの取扱高を見てみると、GMOクリック証券とDMM.com証券の2社が他のFX業者を圧倒していることがわかります。


次に、口座数を見てみると、GMOクリック証券とDMM.com証券の口座数も口座数の伸びも他社を圧倒しつつあります。


以上から、DMM.com証券とGMOクリックホールディングスがFXにおいて2強なことは理解いただけてたと思いますので、この2社について比較していきたいと思います。


まず、PLを比較していきます。

営業収益で見ると、長らくGMOクリックの方が大きかったものの、2016年についてはDMMの方が大きくなっています。

営業利益で見ても、2015年と2016年については、すでにGMOクリックをDMMが超えています。


次に、営業利益率を見て見ます。

金融において営業利益率というのはあまり参考にならないのですが、比較して見ると、利益率が10%近く異なっていました。


10%も営業利益率が異なる理由を探るべく、販管費を見て見ましょう。

まず、DMMから。



次に、GMOクリック。


DMMの方が人件費や不動産関係費が少ないことがわかります。


広告宣伝費については取引関係費に含まれています。

DMMは、関係会社取引に広告宣伝費等として掲載された数値を比較します。


次に、BSを比較していきます。

総資産の推移を見ると、GMOクリックの方が急激に資産を増やしています。

これは、FXプライムを子会社化したことなどが要因です。


受入保証金を見ると、GMOクリックの方が急激に増やしてきています。

利益剰余金を見ると、DMMが順調に積み上げている一方で、GMOクリックが上場しているためか利益の割に少ないように見えます。(2017年にGMOクリックを抜きそうですね)


いかがでしたでしょうか。

仮想通貨ではどんな戦いを見せてくれるのか。

楽しみですね。