Chicken Soup for the Soul Entertainment社がナスダックに上場しました。同社は米国コネチカット州に本社を置く、出版事業、ビデオコンテンツ事業、エンタメ事業など行う企業です。
社名からからするとチキンスープを販売する食品・小売企業のように思えますが、社名の由来は同社の書籍シリーズChicken Soup for the Soul から来ています。
今回はChicken Soup for the Soul Entertainment社の事業内容とそのIPOについて見ていきたいと思います。
(画像: 同社ホームページ)
Chicken Soup for the Soul Entertainment社の創業はJack Canfield と Mark Victor Hansenとう2人のライターが実話に基いて書いた自己啓発関連やヒューマンスピリットの書籍の発売が発端となっています。
1993年に書籍「Chicken Soup for the Soul」が大ヒットしました。これがニューヨーク・タイムズが選ぶベストセラーにも何度も選ばれる作品となり、現在のChicken Soup for the Soul Entertainment社へとつながっていきます。
現在同社のミッションは良質なヒューマン・スピリッツに関する動画コンテンツを届ける事です。
同社は最近動画コンテンツ業界の参入障壁が急速に下がってきており、コンテンツ制作や流通の構造も激変してるとしています。
この状況のなかで従来のテレビやケーブルテレビの視聴者の行動も変化しており、今後ユーザーの注目を集めるのはブランド力が強いメディアであると認識しているようです。
ディズニーが「ファミリー」コンテンツ、ディスカバリーチャンルが「自然」コンテンツというように、Chicken Soup for the Soulもブランドを築き上げる事が重要としています。