2016年から日本でも広がり始めた音楽のサブスクリプションサービス。
Spotify以外にも、Apple Music、Prime Music、Google Play Music、LINE music、AWA、楽天 Music、USENなど沢山あります。
その中でも、グローバルに展開して存在感を出しているのが、SpotifyとApple Musicです。
ではまず、SpotifyとApple Musicの比較のユーザー数の比較をして見ましょう。
以下のグラフは、Techcrunchの記事から引用したものです。
初速はiPhoneという強いプラットフォームとSpotifyという存在がすでにあったことからApple Musicの方が早かったものの、直近ではSpotifyの方が成長速度を早めています。

出典:Techcrunchより
次に、売上と純利益を見て見ます。
単位は100万ユーロです。
既に売上は29億3400万ユーロと日本円では3789億円以上の売上が立っています。
この売上も、90%についてはサブスクリプションとなっており、残りの10%が広告となっています。
| 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
| 売上 | 73.9 | 188 | 430 | 747 | 1085 | 1929 | 2934 |
| 純利益 | -28.5 | -45.4 | -86.7 | -57.8 | -188.1 | -231.4 | -539.2 |
Spotifyのような音楽のサブスクリプションは、音楽レーベルに支払う費用が多く、Newspicksの記事によると、約55%を音楽レーベルに支払っています。(Apple Musicは57.5%)
ただ、1年で2000万人もの課金者を獲得し、2017年7月には既に6000万もの課金者を抱えるほどに有料課金への転換率も高いSpotify。
ビジネスモデルが少し似たNetflixもコンテンツに売上の60%以上を割いているものの、今では1億ユーザーを獲得するまでになり、利益もしっかり出しています。
近々上場するとも言われているSpotify。
直近のラウンドでは80億ドルを超えていますが果たしていくらで上場できるのか。