Fitbit 2Q決算発表・売上40%減・赤字に転落

Fitbit, Inc.

Fitbitの2Qの決算が発表されました。


まず、売上と税引前当期利益について見て見ます。

売上は3.53億ドル(前年同期比40%減)、税引前損失は6291万ドルと赤字転落しています。

赤字になった理由は、販売不振に関わらず、販管費やR&D費(特に販管費)が減っていないためです。



次に、KPIを見て見ます。


販売数は340万台(前年同期比40%減・前期比14%増)と1Qより販売台数は伸びています。

ここで、国別に販売額を見て見ます。

USが1億9920万ドル(前年同期比55%減)と大きく減少している一方で、EU・アフリカが1億860万ドル(前年同期比10%増)、アジアが2108万ドル(前年同期比45%増)となっています。


次に、Non-GAAPについて見て見ます。

EBITDAは、-2817万ドルです。


現状、ウェアラブル端末におけるシェアがトップなのは、Xiaomiになっており、Appleも迫ってきています。

参照:Strategy Analytics


今期は、売上40%減と辛い状況にはあります。ですが昨今は、競合のPebbleを買収したり、企業向けを強化してきているものの、中国の小米が首位になったように、ウェアラブル端末自体はコモディティ化しています。

今後は、いかにソフトウェアを強化しつつ企業向けを強化していけるかにかかっていると思います。


最後に、2017年度のガイダンスです。