46年前のイェール大学の学生アイディアから巨大物流企業へ成長したフェデックス

■一人の学生アイディアから巨大企業へ
フェデックスは米国テネシー州に本社を置く、世界最大級の物流企業です。フェデックスは1971年にフレッド・スミス氏によって設立されました。フェデックスの創業の背景は当時学生だったフレッド・スミスがイェール大学時代に経済学の授業のレポートで、今後押し寄せてくるインフォメーション・デジタル時代のオーバーナイトデリバリー(翌朝配達)のアイディアレポートを提出した事が発端とされています。その時の授業の成績はCと評価されていたいたようです。


彼は1962年に大学に入学して1966年に卒業しています。スミスは学生時代に飛行機のチャーターパイロットを行っていた経験もあり、その後1970年に小さな飛行機メンテナンス企業の Ark Aviationを買収します。1971年にFedex Expressの創業を開始し、当時の金額で$91Mをベンチャーキャピタルから調達、1973年には全米25都市でのオペレーションを開始します。当時は書類の配達と小包の配送から開始し、米国でもまだ存在しなかった、空と陸の統合された物流システムを構築する事に注力していました。その時の物流における配送のアイディアは当時金融機関の手形交換制度をアイディアの基にしていたようです。この方法は、配送経路が直行便ばかりであると、多くの渡航経路が必要になるが、ハブを設置する事で、渡航経路が少なくて済むという「ハブ・アンド・スポーク」形を物流業界に応用しました。1975年には黒字化を達成し、1983年に売上高10億ドルを越え業界を驚かせたようです。M&Aを行わずに創業から10年以内に売上10億ドルを達成したベンチャー企業として、米国のビジネススクールのケーススタディでの教材として利用されているようです。

【参考】
-ハーバードMBA留学記 資本主義の士官学校にて.  (著) 岩瀬 大輔 ,  Amazon
-Wikipedia:  https://en.wikipedia.org/wiki/Frederick_W._Smith

(画像: fedex.com)


■業績

一人の学生のアイディアから始まったフェデックスは創業から41年で、今や売上6兆円、世界の220のオフィスに従業員数4万人を抱え、時価総額も58.68B(約6兆円)と巨大物流企業への成長しました。アメリカの小売業やコンピュター業界の成長もフェデックスよる物流コストの低下が寄与した言われています。


フェデックス社の事業セグメントには、フェデックス・エキスプレス部門(FedEx Express)、 TNTエクスプレス( TNT Express)、    フェデックス・グラウンド部門(FedEx Ground) フェデックス・フレート部門 (FedEx Freight)、フェデックス・サービス 部門(FedEx Services)などがあります。売上の大半はフェデックス・エキスプレス部門で、$34.8B約(3兆4000億円)あります。


(出所:fedex.com)


2006年の売上高は322億9400万ドルから2016年の503億6500万ドルにまで成長を続けています。2016年営業利益は30億ドルとなっています。

(出所:10K)