米国家具EC「Wayfair」に追い風:3月後半の売上倍増、株価は7倍に
米国の家具EC「Wayfair」が伸びています。
売上高は23億3,006万ドル(前年比+19.8%)、営業損失は△2億6,207万ドル。赤字ながらも増収。
Wayfairの歴史は長く、2002年に「CSN Stores」として創業したのが始まり。2011年に「Wayfair」としてリブランドすると、初年度から売上は6億ドルを超えました。
2014年にはティッカーシンボル「W」でIPOを果たし、自社の物流ネットワークにも投資。2016年にはカナダに進出し、海外展開も本格化させています。
冒頭の業績を見ればわかる通り、Wayfairは売上成長が鈍化しつつも赤字額は拡大しており、あまり良い経営状態ではなかったように見えます。
ところがCOVID-19流行によってアメリカでも在宅勤務が広がり、家具ECであるWayfairには特需が流れ込んでいます。どのような状況にあるのか、決算報告の内容を整理しましょう。
まず確認したいのは、Wayfairの今回決算における動向です。