【米国IPO】中国P2PレンディングのChina Rapid FinanceがIPO

中国のP2PレンディングのChina Rapid Financeがニューヨーク証券取引所に上場しました。クレジットスコアが無い中間層をターゲットにしています

マッキンゼーのレポートによると2022年までに中国の75%(約6億3000万人)の地方の人々が中間層に突入するとされています。

China Rapid Finance社はその成長市場において18歳から29歳の年齢層のモバイルアクティブ層(EMMAs:Emerging Middle-class, Mobile Active consumers)をターゲティングにしているようです。

お金の貸し手LenderはChina Rapid Financeのサイトを通じて平均で10%〜12%のリターンを獲得しています。これは中国の一般的な銀行に預金した場合の1.5%、保険商品のリターンの6%などと比べても魅力的なリターンとなっているようです。

また投資家(貸し手)は短期間のローンなど様々な期間を選択する事が可能で、その点が好まれているようです。現在China Rapid Financeには 9,850の貸し手・投資家が登録しています。

(出所: China Rapid Finance Limited Form F-1)


下記のグラフはChina Rapid Financeのレンディングの借り手の累計数の推移です。2011年時点の借り手累計数は2500人でしたが、2017年3月末時点の借り手累計数は約190万人と成長を見せています。


(出所: China Rapid Finance Limited Form F-1)


ローンの貸出金額ですが2014年の$335M(約335億円)から2016年の$1,062.0M(約1,062億円)と3倍近く増えています。


(出所: China Rapid Finance Limited Form F-1)


(出所: China Rapid Finance Limited Form F-1) 

(出所: China Rapid Finance Limited Form F-1)