今こそ知りたい石油産業の歴史①19世紀米国で起こった「オイルブーム」

今こそ知りたい石油産業の歴史①19世紀米国で起こった「オイルブーム」

先日、原油先物価格の暴落が大きな話題になりました。

先物価格がマイナスになるという事態は、今後のマーケット史にも残る歴史的な出来事になりそうです。

COVID-19流行で巻き起こった経済への影響は、石油を中心とするエネルギー市場にも大きな影響をもたらしました。

そんな今こそ知っておきたいのが、石油産業の歴史です。

石油産業は19世紀のアメリカで始まり、20世紀には自動車の普及とともに巨大化。生産拠点は中東やロシアなど世界中へ広がりました。現代でも世界の消費エネルギーの約34%が石油です。

石油は文字通り現代社会を支えるエネルギー源ですが、サステナビリティ(継続性)が重要視される中で微妙な立ち位置にいる側面もあります。

今回のシリーズでは、石油産業の始まりからロックフェラー、中東やロシアの台頭などを一通り整理することで、現代につながる石油産業の構造について理解を深められるようにしたいと思います。

鯨油に代わる照明用燃料を求めて

石油産業の始まりと言われているのは1859年。

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