室内バイク「Peloton」決算:驚異的な低解約率で有料会員71万人に
室内でできるフィットネス製品を販売する「Peloton」が今、大きな注目を集めています。
早速業績のサマリーを見てみましょう。
2Qの売上高は4.7億ドル(前年比+77%)と、紛うことなき高成長。営業損失は△6,150万ドルと赤字ですが、前年と比べて対売上比で大きく改善しています。
Pelotonが注目されている理由は、言うまでもなく新型コロナウイルスの流行です。欧米では多くの地域でリモートワーク、WFH(Work from home)が当たり前になりました。
外にも気軽に出られないとなると、当然問題になってくるのが運動不足や精神的なストレスです。Pelotonは、自宅で使えるエアロバイクなどの製品を販売、その上で数多くのフィットネスプログラムを体験できるサブスクリプション・サービスでもあります。
直近の決算が発表されたのは2020年2月5日ということで、問題が深刻になる前のタイミングではあります。その時、Pelotonがどのような状況にあったのか、決算報告の内容を整理しましょう。
まず確認したいのは、Pelotonの売上構成です。端末販売とサブスクリプションの構成はどう変化しているでしょうか。