おはようございます。 1910年の今日、鈴木梅太郎が米糠に含まれる栄養素「オリザニン」を発表しました。これは今でいう「ビタミンB1」に相当。
鈴木の論文は日本語で書かれていたため世界から注目されず、ポーランドの化学者フンクが命名した「ビタミン」が定着したと言われています。
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ラクスルが12月9日、2021年8〜10月期決算を発表。売上高は70億円(前年比30%増)、営業損益は1億円の赤字だった。資本参加していたダンボールワンの完全子会社化も公表している。
注目する理由: ダンボールワンは国内段ボールEC市場シェア1位。統合により、印刷・パッケージ材ECとしては国内最大規模となる。全社業績の成長性にも好影響が期待される。
複数事業のポートフォリオ経営で知られるラクスル。主軸の印刷EC「ラクスル」に加え、トラック物流「ハコベル」やTVCM「ノバセル」、コーポレートIT「ジョーシス」などを展開する。
緊急事態宣言の影響を受けつつも売上、売上総利益ともに拡大トレンド。ノバセル事業はオリンピックや閑散期影響があったものの7.2億円(前年比123%増)の売上をあげた。
収益認識基準の変更により、売上予想を332億円(前回予想:394億円)に修正。主な変更として、ノバセルで顧客からの対価全てを売上計上していたが、今後はサプライヤーへの支払額が控除される。
完全子会社化するダンボールワンは、国内段ボールEC市場85億円のうち50%超を握る。国内段ボール市場は約1.8兆円の規模があり、EC市場は年平均30%で伸びている。
2020年12月に49%の持分を取得し、ハンズオンでの支援を進めてきた。今回の買い取り金額は約20億円、加えて5億円のアーンアウトがある。買収完了は来年2月を予定しており、先述の売上予想には含まれていない。
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NVIDIAといえば、今や世界で最も重要な企業の一つだ。グラフィクスプロセッサの開発企業として早期に参入し、「GPU」そのものを発明した企業でもある。
2021年1月期の売上高は167億ドル。今期は267億ドルと大きな増収を見込む。株価は2021年に入って130%もの高騰を続け、12月12日現在の時価総額は7,550億ドルにのぼる。
今ではソフトバンクグループから「Arm」を買収するにあたり、半導体産業の独占を招くのではないかと当局から強い反発を受けている。逆にいうと、それほどまでに社会への影響力が大きいのがArmであり、NVIDIAなのだ。
こちらの記事では、NVIDIAという会社がどのように生まれ、成長してきたのかを振り返る。そこには創業者ジェンスン・フアンらの先見性と「時代の大波」があった。ぜひチェックしていただきたい。
京都大学発のITベンチャー企業・Atomisが6日、シリーズBラウンドで総額12億円を調達。事業会社4社と業務提携に向けて準備を始めると発表した。気候変動対策の一手となる新素材開発をより加速させる。
注目される理由: 京大発の新素材「多孔性配位高分子」を開発。トヨタなどが出資する「未来創生2号ファンド」がリード投資家となった。「気体を操る新素材」は実用化に向けて動き出した。
多孔性配位高分子(PCP/MOF)は、その名の通り無数の穴がある新素材で、細孔空間を自由に設計できる。活性炭が臭いの元になる物質を吸収するように、多孔性配位高分子はナノレベルの物質を吸収・管理できる。
同技術は、京都大学高等研究院の北川進特別教授が世界に先駆けて開発。それを活用するベンチャー企業として2015年に設立されたのがAtomisだ。北川氏はノーベル化学賞の有力候補でもある。
環境保全をはじめ用途は幅広い。軽量・小型の次世代スマート高圧ガス容器「CubiTan®(キュビタン)」では、汚泥処理場などからメタンガスを回収し、新たなエネルギーとして使うこともできるという。
今回の業務提携先には、三井金属鉱業とクボタ、三井金属鉱業、商船三井グループが名を連ねる。PCP/MOF素材の量産化や利活用について、大企業の後押しが期待できる。
資金と提携先の協力を得て、多孔性配位高分子を量産するための研究開発新拠点を建設予定。多孔性配位高分子を活用したプロダクトを生み出し、社会実装へ動き出すことになる。
この招待キャンペーンも結構長いことやってるわけですが、いまいち新鮮味がなくなって来ました。
いやぁ、流石にちょっと『モレスキン ノートブック』1,000冊は買い過ぎましたね。このままでは全冊お配りできるのがいつになることやら。
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