日本では当然の「国民皆保険」。全ての国民が公的医療保険に加入することで、いざというときの高額な医療費負担を軽減できる。しかしこの制度、世界的には決して「当たり前」のものではない。 特に際立つのはアメリカ合衆国だ。米国の医療費は世界で最も高額なことが知られ、対GDP比での国民医療費は約20%にのぼる。英国や日本、フランスといった主要先進国と比べてもはるかに高い水準だ。 そんな米国において特徴的なのが「国民皆保険」制度の不在である。高齢者向けの「メディケア」、低所得層向けの「メディケイド」はあるものの、それ以外はもっぱら民間でまかなう。
今回取り上げるのは、アメリカの薬局系小売チェーン「CVS Health」です。