ビットコイン採掘機は、暖房として買われていた。Canaan決算が映すマイニング企業の変わり身
暖房シーズンが終わると、ビットコイン採掘機の売上が落ちる——採掘機メーカー大手Canaanの2026年4〜6月期決算には、そんな奇妙な季節性が現れました。会社全体の売上高は約3,200万ドルと自社ガイダンスを下回り、機械の平均販売価格はわずか3カ月でほぼ半減しています。
それでも9月8日の決算説明会は、単なる不況の報告会ではありませんでした。夏に売れない採掘機は、冬に暖房として売る。機械が売れないなら、自分で掘る。貯めた暗号資産は、売って自社株に換える。経営陣が語ったのは、逆境下の「変わり身」の記録です。
夏に売れない採掘機は本物の暖房
家庭用採掘機「Avalon Home」の売上は、暖房シーズンの終わりとともに落ち込みました。ナンゲン・チャンCEOは「最初は少しがっかりした。だがこれは、消費者が本当に暖房機器として使っている証拠だと気づいた。夏にヒーターを売るのは簡単ではない」と語ります。計算するための機械が、温まるための機械として買われている。Canaanはこの意外な需要を逆手に取ろうとしています。