Ringcentral, Inc. 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 259億8717万2261 ドル
銘柄コード RNG(NYSE)

RingCentral、Inc.は、ビジネスコミュニケーションのためのサービスとしてのソフトウェア(SaaS)ソリューションのプロバイダです。当社のクラウドベースのビジネスコミュニケーションソリューションは、音声、テキスト、チーム・メッセージング・コラボレーションを含め、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ(PC)とデスクの電話を含む複数の場所やデバイスにまたがる単一ユーザーIDを、提供し、複数のチャネルにわたって通信を可能にし、 Web会議やファックスのための高精細(HD)ビデオ。当社の製品は、RingCentralによってRingCentralオフィス、RingCentralプロフェッショナル、RingCentralファックス、RingCentralコンタクトセンターとGLIPが含まれます。 RingCentralオフィスは、マルチユーザー、エンタープライズグレードの通信ソリューションです。 RingCentral Professionalは、小規模な展開をターゲットに追加のテキストやファックス機能を持つサブスクリプションをルーティングインバウンドコールであり、RingCentralファックスは、インターネット経由でファクスを送受信する許可インターネットファクスサブスクリプションです。

RingCentralは、米国カリフォルニア州ベルモントに本社を置く、企業向けのクラウドベースのコミュニケーションおよびコラボレーションソリューションのプロバイダーである。1999年に、ウクライナ出身のVlad Shmunis(現CEO)とVlad Vendrow(現CTO)により設立され、2013年9月に株式上場した。ビジネスに必要なあらゆる通信とコミュニケーションを統合した「ユニファイドコミュニケーション(UC)」をSaaS提供している。ユーザーは、スマートフォン、タブレット、PC、デスクフォンなど、複数の場所やデバイスを横断する単一のユーザーIDによりどこでもサービスを利用できる。

クラウドベースのSaaSソリューション

RingCentralは、革新的なクラウドベースのアプローチにより、分散したオフィス、リモートワーカー、スマートフォンとタブレットの普及をサポートする柔軟で費用効果の高いソリューションを提供する。ビジネスコミュニケーションとコラボレーションの大規模なグローバルマーケットに変革をもたらしている。

プラットフォームは、今日のモバイルおよび分散型の従業員にフォーカスして、ゼロから設計されている。ユーザーフレンドリーに設計されたソリューションは、迅速に導入でき、設定や管理も簡単である。直感的なグラフィカルユーザーインターフェースにより、管理者やユーザーは、ITの専門知識やトレーニング、専任のスタッフをほとんど必要とせずに、ビジネスコミュニケーションシステムの設定や管理を行うことができる。顧客は、従来のオンプレミス型システムと比較して、所有コストを大幅に削減できる。

サブスクリプション・クラウドサービス

RingCentral Office

主力ソリューションである『RingCentral Office』は、通信ソリューションを必要とする企業向けに設計されている。高精細音声、ビデオ、SMS、メッセージング、オンライン会議、ファックスを含む複数のモードでのコミュニケーションとコラボレーションを提供。グローバル対応のため、顧客は『RingCentral Office』を拡張して、世界中の多くの国で多国籍の労働力をサポートできる。企業は、スマートフォン、タブレット、PC、デスクフォンで複数のオフィスで働くユーザーをシームレスに接続することができる。

『RingCentral Office』は、Essentials、Standard、Premium、Ultimateの4つのエディションで販売されている。音声、通話管理、モバイルアプリケーション、ビジネスSMSとMMS、ファックス通信を1つのビジネスナンバーで実現する。チームメッセージングとコラボレーション、オーディオ・ビデオ・ウェブ会議機能、他のクラウドベースのビジネスアプリケーションとのすぐに使える統合機能、ビジネス分析とレポート機能なども備える。顧客がAPIを使用してカスタム統合を作成、開発、展開することも可能だ。『RingCentral Office』の顧客は、『RingCentral Global Office』も無料で利用できる。

チームメッセージングとコラボレーションソリューションにより、多様なチームが複数のコミュニケーションモードを通じてつながりを保てる。チームはタスク、メモ、グループカレンダー、ファイルを共有することもできる。

ソリューションには、スマートフォンやタブレットのモバイルアプリケーションが含まれており、顧客はどこからでも会社や部署、ユーザーの設定や管理を行うことができる。個人用モバイルデバイスは、顧客のクラウドベースソリューションに完全に統合されており、モバイルアプリケーションを介して行われた通話には、会社の発信者IDのいずれかを表示する。

『RingCentral Office』には、会社全体、部門、グループ、または個々の従業員のためのコールルーティングを簡単にカスタマイズするための自動応答機能が含まれている。また、時間帯、発信者番号、コールキューイング、ルーティングルールなどの通信管理オプションもあり、会社、部署、グループ、個人の従業員向けの複雑な通話処理に対応できる。

RingCentral Global Office

多国籍企業向けに設計された統合ソリューションであり、顧客はクラウドソリューションでグローバルに分散したオフィスや従業員をサポートすることができる。『RingCentral Global Office』を使用すると、多国籍企業は、ローカル電話番号、ローカル発信者ID、ワールドワイドな内線間ダイヤル、国際通話用の分単位のバンドルなどの機能を備えた1つの統合されたオフィスとして機能することで、他の国でもビジネス活動することを可能にする。

RingCentral Engage Digital

『RingCentral Engage Digital』は、企業がすべてのデジタルチャネルを網羅する統一のプラットフォームを通じて、顧客との対話を可能にするデジタル・カスタマーエンゲージメントプラットフォームである。AIベースのスマートルーティングエンジンを使用して、エージェントがモバイルやアプリ内メッセージング、ソーシャルメディア、ライブチャット、電子メールなどのデジタルチャネル全体で顧客とのやり取りを効率的に管理できる。

クラウド型ビジネスアプリケーションの統合

RingCentralのソリューションは、APIとソフトウェア開発者キット(SDK)によってサポートされており、開発者はソリューションを主要なビジネスアプリケーションや他のカスタムアプリケーションと統合して、独自のビジネスワークフローをカスタマイズすることができる。

Salesforce CRM、Google Cloud、Box、Dropbox、Office365、Outlook、Oracle、Okta、Zendesk、Jira、Asanaなどの他のクラウドベースのビジネスアプリケーションとシームレスに統合できる。Salesforce CRMとの統合により、インバウンド発信者IDに基づいて顧客レコードがすぐに表示されるため、生産性と効率が向上する。

販売戦略とパートナーシップ

RingCentralは主に、クラウドベースのサービスのサブスクリプションの販売から収益を得ている。米国や世界各地にいるインバウンドとアウトバウンドの直販担当者を通じて、ソリューションとサブスクリプションを販売している。

直接販売部隊への投資を継続する一方で、ブランドを売り込み、ソリューションを販売するための間接販売チャネルを開発している。間接販売チャネルは、再販業者、AT&T、TELUS、BTなどの通信キャリアの地域的およびグローバルなネットワークから構成されている。間接販売チャネルは、大規模な直販部隊なしにソリューションの採用を拡大するのに貢献している。

RingCentralは、2018年10月に、クラウド型デジタル顧客エンゲージメントプラットフォームDimeloを買収した。2019年1月に中堅、大企業向けの企業向けのアウトバウンド型顧客エンゲージメントプラットフォームであるConnect Firstを買収した。

2019年10月、Avayaとの戦略的パートナーシップのための一定の契約を締結し、Avayaとその子会社が販売する新しいソリューション『ACO(Avaya Cloud Office by RingCentral)』を導入した。2019年12月には、Atosとの間でシステムインテグレーター関係の構築と、共同ブランドの「UCaaS(Unified Communications as a Service)」ソリューションの導入を含む契約を締結した。

クラウドベースのSaaSソリューションは、場所やデバイスに依存しないため、レガシーのオンプレミスシステムでは対応が難しい、モバイルユーザーやグローバル企業の従業員のニーズに適している。

RingCentralは、モバイル化と分散型ワークスタイルへのトレンドと、ハードウェアベースのオンプレミスな通信システムからクラウドベースのソフトウェアソリューションへの移行の両方から利益を得ることができると見なしている。また、ソリューションの提供をグローバルに拡大し続けており、国際市場にはさらなる成長の機会があると考えている。