トランコム 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 913億6900万 円
銘柄コード 9058(市場第一部(内国株))

トランコムは愛知県名古屋市に本社を置く企業。前身となるナゴヤトランスポートセンターは1959年6月に設立。1989年6月にアイコー倉庫、中部物流サービス及びアイコーシステム輸送を吸収合併し、社名をトランコムに変更。顧客企業の物流機能受託等のロジスティクスマネジメント事業を中心に、物流情報サービス事業やインダストリアルサポート事業なども展開。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

トランコム株式会社は愛知県名古屋市に本社を置く主に物流事業の運営に従事している企業。1955年、創業者・武部純三氏が前身となる愛知小型運輸株式会社の株式を譲受。2002年に東京証券取引所第二部及び名古屋証券取引所第二部に上場。2012年に東京証券取引所第一部及び名古屋証券取引所第一部に上場。現在は連結子会社15社を持つグループに成長。

事業内容

トランコムグループは、トランコム株式会社、連結子会社15社及び持分法適用関連会社1社により構成。顧客企業の物流業務全般を一括で請け負う「ロジスティクスマネジメント事業」のほか、物流ネットワークの構築、運営等を総合的・包括的に提供している。

ロジティクスマネジメント事業

顧客企業の物流機能の一括受託業務はロジティクスが担当。貨物の配送業務はトランコムDS株式会社、物流センター構築運営業務及び貨物の輸配送業務はトランコムEX東日本株式会社・トランコムEX中日本株式会社・トランコムEX西日本株式会社が担当。

物流情報サービス事業

空車情報と貨物情報のマッチング業務はトランコム、幹線輸送業務はトランコム及びトランコムトランスポートサービス株式会社が担当。

インダストリアルサポート事業

生産請負業務及び人材派遣業務並びに有料職業紹介業務はトランコムSC株式会社、タイ王国における生産請負業務はTRANCOM BANGKOK CO.,LTD.(トランコムバンコク)が担当。

その他の事業

情報システム開発業務はトランコムITS株式会社及びシンフォニアソリューションズ株式会社が担当。車両の整備業務及び損害保険の代理店業務はメカノス株式会社が担当。中華人民共和国における物流業務はTRANCOM CHINA LOGISTICS LTD.(トランコムチャイナロジティクス)が担当。タイ王国における物流業務はTRANCOM BANGKOK CO.,LTD.及びTRANCOM TRANSPORT (THAILAND) CO.,LTD.(トランコムトランスポート(タイランド)が担当。

海外事業統括業務はTRANCOM GLOBAL HOLDINGS CO.,LTD.(トランコムグローバルホールディングス)が担当。海外フォワーディング業務はTRANCOM (HK) LIMITED(トランコム(ホンコン)リミテッド)が担当。シンガポール共和国におけるビルクリーニング業務はSergent Services Pte Ltd(サージェントサービス)が担当。

経営方針

トランスコムは、目指す企業像を「わたしたちは期待される存在でありたい」と定め、「誠実」「創造」「挑戦」「団結」「感謝」をグループ精神とする。常に最良のコラボレーター(協働者)として顧客視点で物流システム全体の最適化の実現に努めるとともに、永続的な発展と社会貢献の実現に向けた取り組みをこれまで以上に進める。また、ステークホルダーに対して、常に正確で必要な情報開示を行うことにより透明性の高い企業経営を目指す。

目標とする経営指標

トランコムグループは、期初に策定し、半期後に再策定している年度計画の「売上高」「営業利益」「売上高営業利益率」の達成を、グループ一体となり目指すことで、事業拡大を続けることができる強固な経営基盤の構築を図っている。

経営戦略等

トランコムグループは、顧客のサプライチェーン全体を革新し継続的な事業拡大を図る。そのために、長期ビジョン「トランコムならではの高度な「はこぶ」仕組み=日本最大の輸配送プラットフォームを持つロジスティクスカンパニー」を掲げる。「はこびかた」「はこぶもの」を充実し、「はこぶ」ことの最適化を追求したサービスの構築の実現に取り組む

経営環境、対処すべき課題等

新型コロナウイルス感染拡大への対応として、トランコムは社員の健康と安全の確保を最優先としている。しかし社会生活や活動の根幹として物流を止めないという使命を持ち顧客やパートナー事業者と一体となって社会的責任を果たすべく事業継続に取り組んでいる。トランコムは社会環境の変化に対し、時代の要請を事業戦略に組み込みながら、トランコムならではの方法で社会課題の解決に貢献することがトランコムの社会的価値を高めることに繋がると考える。そして、新たな価値やビジネスモデルを創出する力の向上が、トランコムにとっての事業機会と捉えている。このような状況の中、日々変化する状況に対し、スピード感をもった柔軟な対応を進めている。そして、新型コロナウイルス感染の終息後には、物流構造が変化し、様々な社会変革が加速することが想定される。

トランコムグループは「トランコムならではの高度な「はこぶ」仕組み=日本最大の輸配送プラットフォームを持つロジスティクスカンパニー」を長期ビジョンに掲げている。長期ビジョンを達成するために、物流情報サービス事業の幹線輸送領域における求貨求車サービスを基盤に、圧倒的な情報量、全国ネットワーク、ノウハウなどのソフト力を駆使する。そうすることで「はこびかた」「はこぶもの」「はこぶ大きさ」を組み合わせた輸送バリエーションを充実させ、「はこぶ」ことの最適化を追求したサービスの構築実現を目指す。


2020年3月期有価証券報告書(提出日:2020年6月19日)