アサックス【8772】 スタンダード(内国株式)

不動産担保ローン、信用保証、不動産賃貸・管理、不動産販売を手がける。

アサックス【8772】 スタンダード(内国株式)

不動産担保ローン、信用保証、不動産賃貸・管理、不動産販売を手がける。

事業内容

アサックス株式会社とそのグループ企業は、主に不動産関連の事業を展開しています。このグループは、アサックス株式会社、非連結子会社1社、およびその他の関係会社1社で構成されており、事業内容は大きく4つのセグメントに分けられます。

まず、不動産担保ローン事業では、不動産を担保とした事業資金等の融資サービスを提供しています。これにより、顧客は資金調達の際に不動産を活用することが可能になります。

次に、信用保証事業では、金融機関が行う不動産担保融資に対する信用保証を行っています。このサービスにより、金融機関はリスクを軽減しつつ融資を行うことができ、顧客はより容易に融資を受けることが可能になります。

不動産賃貸事業では、収益不動産の取得、事業用および居住用不動産の賃貸及び管理を手掛けています。この事業を通じて、アサックスは不動産市場における需要に応え、安定した収益源を確保しています。

最後に、不動産販売事業では、債権回収を目的とした不動産の取得、販売を行っています。この事業により、アサックスは不動産市場における機会を捉え、収益の最大化を図っています。

これらの事業を通じて、アサックスグループは不動産市場における多角的なビジネスモデルを構築し、顧客に対して幅広いサービスを提供しています。

経営方針

アサックス株式会社は、不動産市場の変動に敏感な不動産担保ローン事業を中心に展開しており、貸倒リスクの抑制とローコスト経営を基本方針としています。同社は、不況時でも安定した成長を続けるために、財務の健全性と積極的な営業展開を重視しています。その一環として、信用保証事業や不動産賃貸事業を隣接事業として行い、収益基盤の多様化を図っています。これにより、経営環境の変化に柔軟に対応し、不動産担保ローン事業で培ったノウハウを活用した収益基盤の強化と多様化を目指しています。

経営環境においては、コロナ禍の収束や経済活動の再開による国内景気の緩やかな回復が見込まれる一方で、物価上昇や金融市場の変動などのリスクも認識しています。これらの環境下で、アサックスは「債権の健全性」を重視し、貸倒れを抑えたローコスト経営を続けることで、着実な成長を目指しています。

また、同社は企業ブランド力の強化、企業体質の強化、および人材の育成を重要な課題として挙げています。インターネット広告や交通広告を通じたプロモーション活動で企業認知度とブランド力の向上を図るほか、顧客への貸出利率の引き下げや優良顧客の開拓を通じて信用コストを抑え、財務内容の健全性を高めることで企業体質を強化しています。さらに、社員の育成にも力を入れており、「企業行動憲章」の制定や階層別研修の実施を通じて、高い専門性と倫理観を兼ね備えた人材の育成に努めています。これらの戦略を通じて、アサックスは不動産市場における持続可能な成長を目指しています。