大和証券グループ本社 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1兆797億8500万 円
銘柄コード 8601(市場第一部(内国株))

大和証券グループは東京都千代田区に本社をおく企業。
1943年に藤本証券㈱と㈱日本信託銀行が合併して設立される。
1970年に東京・大阪・名古屋の証券取引所第一部に上場。
有価証券及びデリバティブ商品の売買の委託の媒介、有価証券の引き受け・募集・売り出し等の投資・金融サービスを手掛ける。
経済産業省と東京証券取引所が共同で選定を行う「健康経営銘柄」に4年連続選出されている。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社大和証券グループ本社は、東京都千代田区に本社を置き、有価証券関連業を中心に投資・金融サービスを提供している企業。1902年、藤本清兵衛氏により、藤本ビルブローカーの名称で開業されたのが始まり。1907年、藤本ビルブローカー銀行に商号変更。1933年、藤本ビルブローカー証券株式会社に商号変更。1942年、藤本証券株式会社に商号変更。1943年、藤本証券と株式会社日本信託銀行が合併し、大和證券株式会社設立。1948年、証券取引法による証券業者登録。1961年、東京、大阪、名古屋の各証券取引所市場第2部に株式を上場。1968年、改正証券取引法による総合証券会社として、大蔵大臣より免許を受ける。1970年、東京、大阪、名古屋の各証券取引所市場第1部に株式を上場。1999年、持株会社となり、大和証券グループ本社に商号変更。

事業内容

大和証券グループは、大和証券グループ本社及び連結子会社66社、持分法適用関連会社15社で構成されている。「リテール部門」「ホールセール部門」「アセット・マネジメント部門」「投資部門」その他関連部門により多岐に渡る金融サービスを展開している。

リテール部門

主に個人や未上場法人の顧客に幅広い金融商品・サービスを提供している。

ホールセール部門

グローバル・マーケッツとグローバル・インベストメント・バンキングで構成されている。グローバル・マーケッツは、主に国内外の機関投資家や事業法人、金融法人、公共法人等の顧客向けに、株式、債券・為替及びそれらの派生商品のセールスおよびトレーディングを行っている。グローバル・インベストメント・バンキングは、国内外における有価証券の引受け、M&Aアドバイザリー等、多様なインベストメント・バンキング・サービスを提供している。

アセット・マネジメント部門

アセット・マネジメント部門は、さまざまな資産を投資対象とした投資信託の設定・運用を行っているほか、国内外の機関投資家に対し投資助言・運用サービスを提供すると共に、不動産を投資対象とした投資法人・ファンドの運用を行っている。

投資部門

投資部門は、金銭債権、プライベート・エクイティ、不動産、エネルギー、インフラなどの資産に投資を行っているほか、既存案件における投資回収の極大化や、新規投資ファンドの組成を中心としたビジネスを行っている。

その他

子会社の統合・管理、銀行、情報サービス、事務代行及び不動産賃貸等を行っている。

経営方針

個人・法人のこきゃkの課題解決に応えていくことが、顧客にとっての「より良い未来」を創っていくことに繋がり、且つ大和証券グループ本社にとってもビジネスチャンスであると考え、目指す戦略の方向性として位置付ける。

経営指標

2020年度において、預かり資産80兆円以上、連結総自己資本規制比率18%以上、連結ROE10%以上、連結経常利益2,000億円以上。

経営戦略

大和証券グループ本社は、2018年度を初年度とした3ヵ年の中期経営計画「Passion for the Best 2020」を策定している。「クオリティNo.1」のコンサルティングによる付加価値の高いソリューションの提供と、「ハイブリッド型総合証券グループ」としての新たな価値の提供を基本方針とし、「未来を創る、金融・資本市場のパイオニア」を目指す。各事業部門アクションプランは以下のとおり。

リテール部門

①プリンシプルベースの営業体制の構築

②顧客のあらゆるニーズに応える魅力的な商品・サービスの開発、ソリューション提案の高度化

③外部チャネル・外部リソースを活用したビジネス展開

④収益構造の転換、コスト構造の見直し

ホールセール部門

①企業の高付加価値化を促進

②顧客ニーズを捉えたプロダクト・サービスの提供

③事業構造や日本の産業構造転換を支援

④アジアのリージョナル・ブローカーとしての汎アジアビジネスサポート

アセット・マネジメント部門

①既存ファンドのプロモーション強化、新ファンドの戦略的投入によるヒット商品の育成

②販売会社拡大等を通じた資金純増の実現

③戦略別運用チーム体制への移行、運用解析チームの新設等による運用力の強化

④不動産を中心としたオルタナティブ投資商品の拡大

投資部門

①新規産業の発掘・育成によるファンド・エコシステムへの貢献

②アジアへの投資拡大

③社会的意義のある投資対象の開拓

④運用力の更なる進化による投資リターンの追求

その他(大和総研グループ)

①ハイブリッド型総合証券グループのシンクタンクとして、グループ連携によるビジネス強化へ貢献

②デジタル化により加速する社会の変化に対応した経済・金融における先見性の高い情報発信

③顧客ビジネスの競争力強化へ貢献するソリューションの提供

④先端技術の活用による「新たな価値」の創出を通じたビジネスの拡大

その他(大和ネクスト銀行)

①証銀連携による顧客本位の商品・サービス展開

②グループ全体の将来的な収益基盤構築に向けた仕組み作り

③市場環境の変化に即応可能なポートフォリオ運営

④健全な利益の確保を通じた持続的成長

対処すべき課題

資産運用や資金調達に係る顧客の不安に真正面から向き合い、まずはその対応に最善を尽くす。その上で危機の先を見据え、顧客の中長期的なライフプランの設計、企業の持続的成長の実現に向けて、徹底したコンサルティング提案に務める。またハイブリッド戦略により、顧客に対して新たな価値を提供することで、グループ収益の多様化と安定化を図り、持続的な成長を目指す。

今般の危機対応を契機として、世界的に働き方改革やデジタル化の進展が加速しており、産業構造のみならず社会全体が変貌を遂げようとしてる。歴史的転換点に立つ今こそ、大和証券グループは「未来を創る、金融・資本市場のパイオニア」として、新たな価値を提供すると共に、SDGs達成に向けた共通価値創造を通じ、サステナブルで豊かな社会の実現に貢献する。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月26日)