ニプロ【8086】 プライム(内国株式)

医療機器、医薬品、医療用硝子製品の製造販売、細胞培養関連製品、整形外科医療機器、ジェネリック医薬品の販売、硝子管・硝子製品の製造販売、不動産賃貸業、損害保険代理業、旅行業を手がける。

ニプロ【8086】 プライム(内国株式)

医療機器、医薬品、医療用硝子製品の製造販売、細胞培養関連製品、整形外科医療機器、ジェネリック医薬品の販売、硝子管・硝子製品の製造販売、不動産賃貸業、損害保険代理業、旅行業を手がける。

事業内容

ニプロは、医療機器、医薬品、医療用硝子製品等の製造販売を主軸に展開するグローバル企業です。同社グループは、国内外において154の子会社と7の関連会社を有しています。

医療関連事業では、ニプロ自身やニプロ医工株式会社、株式会社グッドマンが国内で医療機器の製造を行い、これらの製品をニプロが販売しています。また、株式会社細胞科学研究所は細胞培養関連製品の開発・製造販売、ネクスメッドインターナショナル株式会社は整形外科医療機器の開発・製造販売を手掛けています。ニプロESファーマ株式会社は、ジェネリック医薬品の販売を行っています。

海外では、ニプロタイランドコーポレーション(タイ)、尼普洛(上海)有限公司(中国)、ニプロインディアコーポレーションPRIVATE LIMITED(インド)などの子会社が医療機器の製造・販売を行っており、ニプロメディカルヨーロッパN.V.(ベルギー)、ニプロメディカルコーポレーション(米国)などの販売子会社が地域を中心に製品の販売を担っています。

医薬関連事業では、ニプロファーマ株式会社やニプロファーマ飛騨工場株式会社が国内で医薬品の製造を行い、ニプロファーマ・ベトナム・リミテッドがベトナムで医薬品の製造を手掛けています。

ファーマパッケージング事業では、ニプロが国内で硝子管の販売および硝子製品の製造販売を行っており、尼普洛医薬包装容器(上海)有限公司(中国)などの海外子会社が医療用の硝子生地管、管瓶、アンプル等の製造販売を行っています。

その他事業として、ニプロは不動産賃貸業も手掛けており、ニッショー保険トラベル株式会社は損害保険代理業、旅行業および不動産業を行っています。また、ニプロヨーロッパグループカンパニーズN.V.(ベルギー)、尼普洛(中国)投資有限公司(中国)、ニプロホールディングアメリカス,Inc.(米国)は各地域における子会社事業活動の統括管理を行っています。

経営方針

ニプロは、医療機器、医薬品、医療用硝子製品の製造販売を主軸に展開するグローバル企業であり、技術革新をコンセプトに、患者のQOL向上や医療現場の課題解決に貢献する製品開発を推進しています。同社は、製品競争力と市場シェアの世界トップを目指し、グローバルに事業展開を行っており、「地産地消」のコンセプトのもと、製品の生産能力向上と品質の安定を図りながら、コスト競争力のある製品を提供しています。

ニプロは、医療、医薬、医薬用包装材料の3事業を中心に、独自技術や経営資源を活用し、より安全性の高い価値ある製品の開発に取り組んでいます。国内販売では、ダイアライザを中心とする透析関連製品や、注射・輸液関連製品、糖尿病関連製品などの領域で品揃えの充実と新規販路開拓を進め、シェア拡大を図っています。また、医療従事者の働き方改革やオンライン診療、オンライン服薬指導に役立つシステムの提案を通じて地域医療に貢献しています。

海外販売では、学術営業や技術営業を通じて基幹商品の商品価値を高め、サービス向上に努めることで、患者や医療従事者への付加価値を創造し、顧客満足度と利益を高めています。特にアジアパシフィック地域を重点戦略市場として、グローバルマーケティングによるブランド強化を進め、ニプロブランドを世界中に浸透させています。

経営指標としては、2030年度に連結売上高1兆円を目標に掲げ、売上高成長率7%以上の維持と営業利益率の向上を目指しています。これを実現するために、ユーザーニーズに即した製品開発による競合他社との差別化、一定水準の成長投資の維持、キャッシュフローの改善による債務償還年数の圧縮と自己資本比率の向上を進めています。

ニプロは、技術革新による社会貢献を志向し、医療関連、医薬関連、ファーマパッケージングの各事業で着実な成長を図り、目標達成を目指しています。