アシックス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 5441億6900万 円
銘柄コード 7936(市場第一部(内国株))

アシックスは兵庫県神戸市に本社を置く企業。1949年9月に鬼塚株式会社として設立。1974年6月に東京・大阪の各証券取引所第一部に株式を銘柄指定。1977年7月にアシックスに商号変更。主な事業は、スポーツシューズ類、スポーツウエア類、スポーツ用具類などスポーツ用品等の製造販売。2030年までの長期ビジョンは「私たち誰もが一生涯運動・スポーツに関わりと心と身体が健康で居続けられる世界の実現へ」。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社アシックスは、兵庫県神戸市に本社を置くスポーツ・アパレル企業。1949年に「鬼塚株式会社」として設立され、バスケットボールシューズ他スポーツシューズの開発・生産・販売を開始した。1958年に生産子会社の「オニツカ株式会社」を形式上の存続会社として、販売子会社の「東京鬼塚株式会社」とともに合併。1964年に大阪証券取引所市場第2部に上場。1972年に東京証券取引所市場第2部に上場。1974年に東京・大阪証券取引所市場第1部に指定。

1977年に称号を「オニツカ」から「株式会社アシックス」に変更。スポーツウェア・用具メーカーの「株式会社ジィティオ」及びスポーツウェアメーカーのジェレンク株式会社と合併し、総合スポーツ用品メーカーとなって現在に至っている。

事業内容

アシックスグループは、アシックスと子会社59社で構成され、スポーツシューズ類、スポーツウェア類、スポーツ用具類などスポーツ用品等の製造販売を主な事業として展開している。製品カテゴリーは「パフォーマンスランニング」「スポーツスタイル」「コアパフォーマンススポーツ」「アパレル・エクィップメント」「オニツカタイガー」の5つに分かれる。

パフォーマンスランニング

「パフォーマンスランニング」では、ランナーが快適に走ることができ、優れたパフォーマンスを発揮できるように機能性を持たせたランニングシューズを展開する。アシックスの経営の根幹を担っており、2019年12月期の連結売上高の45.0%を占めている。

スポーツスタイル

「スポーツスタイル」カテゴリーでは、陸上競技、テニス、バレーボールなどの競技スポーツ用シューズを取り扱う。

コアパフォーマンススポーツ

「コアパフォーマンススポーツ」では、ランニングやトレーニングをライフスタイルに取り入れて楽しむファンランナー向けのランニングシューズや、デザイン性に優れカジュアルにスニーカーとして使えるシューズを開発している。

アパレル・エクィップメント

「アパレル・エクィップメント」は、アシックスブランドとアシックスタイガーブランドの中でも、競技用ウエアや日常のファッションアパレルなどの製品。

オニツカタイガー

「オニツカタイガー」は、「アシックス」に社名変更した1977年までは競技用だったが、2002年からはスポーティなファッションブランドとして復刻した『オニツカタイガー』を展開している。

経営方針

アシックスグループは、「健全な身体に健全な精神があれかし」を創業哲学としている。そして、「スポーツで培った知的技術により、質の高いライフスタイルを創造する」というビジョンの実現に向け、「アシックスの理念」をもって事業運営を行っている。

アシックスの理念とは次の4項目である。「スポーツを通して、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する」「私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する」「健全なサービスによる利益を、アシックスを支えてくださる株主、地域社会、従業員に還元する」「個人の尊厳を尊重した自由で公正な規律あるアシックスを実現する」。

経営戦略・経営環境

アシックスは、さらなる成長に向けた行動計画「アクションプラン」に基づき、以下の重点施策を着実に実行している。

パフォーマンスランニングで勝つ

全てのランナーに向けてラインナップを拡充するとともに、ランニング専門店を対象に限定商品を販売するなどサービス向上を図る。

デジタル

「デジタルドリブンカンパニーの実現」「ランニングエコシステムの構築」「スマートランニングシューズの開発」「先進的なサービスの開発(カシオ計算機株式会社との協業)」の4つに取り組んでいく

オニツカタイガー

デジタルツールを駆使したブランド発信やインフルエンサーとの協業等により、プレミアムファッションブランドとしての価値向上を図る。そして、世界の主要地域で大型店を開店することでブランドの世界観を発信していく。

成長市場の拡大 東南アジア、インド、中東

東南アジアでは特にベトナム、インドネシアを重点市場とし、パフォーマンスランニングとオニツカタイガーブランドに力を注ぐ。また若者へのアプローチを強化する。インドではインフルエンサ〜の活用によるブランド認知向上やECビジネスの拡大に取り組む。中東ではモノブランドストアの展開、ECビジネスの拡大、ランニングでのポジショニング確立を図る。

対処すべき課題

アシックスは2020年の先を見据え、「既存商品領域」に加え、「トレーニング・サービス領域」「健康領域」を新たなビジネス領域として設定し、中長期的な企業価値向上のため経営改革に取り組んでいる。

そして企業価値を継続的に高め、全てのステークホルダーから信頼される会社となるため、スピードある透明性の高い経営を実現するためのコーポレートガバナンスを目指している。その中で、経営管理体制の整備を行うとともに、企業経営に関する監督及び監査機能・内部統制の充実、コンプライアンスの徹底、経営活動の透明性向上等に努め、株主の視点を経営に反映させることを心がけている。

その他、不適切な者によって自社の財務及び事業の方針が支配されないよう、その防止対策にも継続的に取り組んでいる。


2019年12月期 有価証券報告書(提出日:2020年3月30日)