アルプスアルパイン 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 2289億3000万 円
銘柄コード 6770(市場第一部(内国株))

アルプス電気株式会社は東京都大田区に本社をおく電子部品メーカー。1948年に東京都大田区雪谷町にて「片岡電気株式会社」を設立、小さな町工場としてロータリスイッチの製造販売を開始。1949年にはバリコンなどラジオ部品の生産を開始。1964年に社名を「アルプス電気株式会社」に変更。1967年には東証一部に上場。1970年以降はカセット、プリンタ、リモートコントローラなど情報分野にも領域を拡大。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

アルプスアルパイン株式会社(ALPS ALPINE CO.,LTD.)は、東京都大田区に本店を置く、電子部品、車載情報機器、物流等の事業を行う企業。代表取締役は栗山年弘。1948年11月に片岡電気株式会社を設立。1961年に東京証券取引所市場第二部に上場。1964年に社名をアルプス電気株式会社に改称。1967年、アメリカのモトローラ社との合弁でアルプス・モトローラ株式会社を設立。

1978年、アルプス・モトローラの株式をアメリカのモトローラ社より譲受け、アルプスアルパインの100%子会社とし、同年社名をアルパイン株式会社に変更。2019年にはアルパインを完全子会社とする株式交換を実施し、称号をアルプスアルパイン株式会社に変更。2020年、アルパインの全事業を吸収分割により承継。

事業内容

アルプスアルパイングループは、子会社91社及び関連会社6社より構成され、電子部品、車載情報機器、物流、その他の4事業区分に関係する事業を行っている。

電子部品事業

アルプスアルパインは各種電子部品を生産しており、他の生産子会社が生産した製品と合わせて販売している。

車載情報機器事業

アルパインを中心として自動車用音響機器及び情報・通信機器を生産・販売している。

物流事業流派、運送・保管。フォワーディング等のサービスを一貫して提供する総合物流サービス及び包装資材等の商品仕入販売を行っている。また、アルプスアルパイン及びグループ関係会社に対しても物流サービスの提供を行っている。

その他

アルプスシステムインテグレーションは、アルプスアルパイン及び外部に対してシステムの開発等を行っており、アルプスビジネスクリエーションは、アルプスアルパイン及び外部に対してビジネスサポート事業、シニアサポート事業、ファシリティー事業を行っている。また、アルプスファイナンスサービスは、アルプスアルパイングループに対して金融。リース業務サービス等を提供している。

経営方針

アルプスアルパイングループは、電子部品事業、車載情報機器事業、物流事業を柱とし、各事業が密なる連携によるシナジーを発揮し、グローバルな事業展開を行っている。

目指す姿を「革新的T型企業 ITC101」とし、電子部品事業では「部品サプライヤーから機能デバイスパートナーへの進化」を、車載情報機器事業では「内製コアデバイスを持つモビリティライフクリエーターへの進化」を進める。

電子部品事業は、「人と地球に喜ばれる新たな価値を創造します」という企業理念のもと、人とメディアの快適なコミュニケーションの実現を目指している。

車載情報機器事業では、電子部品事業の車載デバイス・モジュール製品と車載情報機器事業の自動車メーカー向け製品等をひとつにし、安心・快適・感動を提案するサービス、上質な移動空間の実現に向けた独創的かつ革新的な製品開発に取り組む。

物流事業では、「ものづくりを支える最適物流を追求し、豊かな社会の実現に貢献します」との企業理念を掲げ、事業領域を「電子部品を核とした総合物流サービス」と定めている。

経営指標

2019年4月から2022年3月末まで3年にわたる第1次中期経営計画がスタートした。目指す姿を「革新的T型企業 ITC101」、部品サプライヤーから機能デバイスパートナーへの進化、内臓コアデバイスを持つモビリティライフクリエーターへの進化とし、2024年度までに売上高1兆円、営業利益率10%を達成する目標を掲げる。

経営環境

エレクトロニクス製品・自動車の需要は、先進国における高機能・多機能化に加えて、中長期的には新興国における需要の増加が牽引役となり、今後も拡大していくものと期待される。

経営戦略

電子部品事業

電子部品事業では、HMI、センサ、コネクティビティの3つのコア技術の融合と、これにソフトを内包させた機能デバイスへの進化を目指す。

車載情報機器事業

車載情報機器事業では、カーライフ全体を考えた提案型のシステム製品へ、さらにそれらに電子部品事業で培ったコアデバイスを合わせた高付加価値製品の開発を目指す。

物流事業

物流事業では、中期基本方針を「進化する最適物流をより多くのお客様に」と定め、「連結売上高1,200億円の達成」と「企業クオリティの向上」に取り組む。

対処すべき課題

電子部品事業

電子部品事業では、エレクトロニクスの重要性が高まる自動車市場、高機能部品の需要は高いスマートフォン市場、また新たにVR市場が立ち上がりを見せるなど拡大が見込まれる。アルプスアルパインでは、HMI、センサ、コネクティビティの3つの技術領域かr亜優位性の高い製品を継続して生み出し、これらのニーズに答える。また、お客様がグローバル各地域に広がり、製品によって短期間での激しい需要増減もある中で、より強固でフレキシブルな生産体制の整備・確率が急務であり、国内外生産拠点の整備を進めるとともに、関節部分を含めた生産性向上により、収益性の強化にもつなげていく。

車載情報機器事業

車載情報機器事業では、自動車産業は大きな変革の時代に入っており、特にCASEと呼ばれる4つの領域においては、インターネットへの常時接続機能の搭載、自動運転、自動車シェアリングサービス、ハイブリッド車や電気自動車の電動化等、大きな変化を見せている。目まぐるしく変化する車載情報機器の市場環境を踏まえ、電子部品事業の強みとを融合させた新製品の開発及び市場投入までの期間短縮が課題となっている。

物流事業

物流事業では、主要顧客である電子部品業界は今後も成長が予想されており、一方で、商品やマーケットの変化に対応した最適地生産や生販合理化が進んでおり、顧客の物流改革ニーズは高度化かつ多様化している。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月24日)