ミクシィ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1569億3100万 円
銘柄コード 2121(市場第一部(内国株))

株式会社ミクシィは東京都渋谷区に本社をおくインターネット企業。1997年にWeb系求人情報サイト「Find Job !」の運営を開始し、2004年にSNS「mixi」の運営を開始、2006年にマザーズ上場。現在の主力事業はスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」。その他にも「家族アルバム みてね」、マッチングサイト「YYC」、日本最大級のチケットフリマ「チケットキャンプ」など多くのサービスを運営。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社ミクシィは東京都渋谷区に本社をおくインターネット企業。1997年にWeb系求人情報サイト『Find Job !』の運営を開始し、2004年にSNS『mixi』の運営を開始、2006年にマザーズ上場。現在の主力事業はスマートフォン向けゲーム『モンスターストライク』。その他にも『家族アルバム みてね』、マッチングサイト『YYC』、日本最大級のチケットフリマ『チケットキャンプ』など多くのサービスを運営。

事業内容

ミクシィは、スマートフォンゲーム『モンスターストライク』を主力とした「エンターテインメント事業」、SNS『mixi』や写真・動画共有アプリ『家族アルバム みてね』、サロンスタッフ直接予約アプリ『minimo』を運営する「ライフスタイル事業」、プロスポーツチーム経営や公営競技関連事業への投資を行なう「スポーツ事業」の3事業を展開している。

ミクシィグループは、株式会社ミクシィ、連結子会社20社により構成されている。

エンターテインメント事業の内容・ビジネスモデル

「エンターテインメント事業」については、スマートフォンネイティブゲームを中心としたゲームの提供などを行っており、主にユーザーからの有料サービス利用料を収益源に事業展開している。

モンスターストライク

『モンスターストライク』は一緒にいる友だちと最大4人まで同時に遊べる協力プレイ(マルチプレイ)が特徴の、誰でも簡単に楽しめる爽快アクション RPG。2013年10月より日本国内で配信を開始し、現在では、台湾、香港・マカオにおいても提供している。

ユーザーはApple App StoreやGoogle Playといったプラットフォームを通じてアプリを無料でダウンロードできる。ミクシィは有料アイテムの購入代金をプラットフォーマーとのレベニューシェアすることによって収益を得ている。

ミクシィはアプリの枠に留まらず、マーチャンダイジングやリアルイベントをはじめ、動画・アニメの配信、常設店舗の運営など、多岐にわたるメディア ミックスを展開している。2020年5月には世界累計利用者数が5,300万人を突破した。

ライフスタイル事業の内容・ビジネスモデル

「ライフスタイル事業」については、インターネットを活用した人々の生活に密着したサービスの運営を行っており、ユーザーからの有料サービス利用料や企業側からの広告料を収入源として事業展開している。

家族向け写真・動画共有アプリ 家族アルバム『みてね』

『みてね』はパパとママが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムで共有できる、写真・動画 アプリ。無料・無制限で写真や動画をアップロードでき、家族みんなで楽しくコミュニケーションできる。2015年4月にサービスを開始し、2017年7月には英語対応を開始した。2020年現在は7か国語でご利用いただけ、2020年4月に利用者数が700万人を突破した。

2019年4月に従来のサービスよりも利便性を向上した月額課金制のプレミアムサービスを提供、また同年6月にスマホフォトプリント事業などを手掛ける「スフィダンテ」を子会社化し、同社のノウハウを活かした『みてね年賀状』の提供を開始し、 収益化を前進させた。さらに、同社のフォトギフトサービス『OKURU』と『みてね』が連携し、『みてね』の写真を使用したギフトをオーダーできるサービスを提供することで、収益化の機会を拡大させた。今後も「みてね」 のユーザーアセットを組み合わせることで、新しい価値を提供し、事業を強化している。

サロンスタッフ直接予約アプリ『minimo』

『minimo』は24時間いつでも、お客さまが美容師やネイリスト、アイデザイナーなどのサロンスタッフ個人を直接予約できるアプリ。2014年1月にサービスを開始した。従来のサロン単位の予約ではなく、サロンスタッフを直接予約でき、ユーザーが選んだスタッフと事前に希望のスタイルについて相談や質問ができるためミスマッチを防げる。ユーザー、サロンスタッフ双方にご好評いただき、 2019年12月に累計400万ダウンロードを突破した。

経営方針

株式会社ミクシィの中期経営方針は、「エンタメ × テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」である。

これまでは「コミュニケーションサービス」を事業ドメインとして、デジタルエンターテインメント領域やライブエクスペリエンス領域、スポーツ領域などに事業投資を行ってきたが、改めてエンターテインメント事業を主力事業に定め、『モンスターストライク』の収益規模の拡大とスポーツ事業の収益成長を最重要事項に位置付けて経営していく方針である。

『モンスターストライク』の収益維持拡大には、あらゆるユーザーが楽しめるようなゲームへの改良や魅力的なIPとのコラボレーション、関連するアニメやマーチャンダイジングなど『モンスターストライク』に関わる事業全体のメディアミックス戦略を根本的に見直していく方針である。

またスポーツ事業については、子会社であるネットドリーマーズ、チャリ・ロトなどの成長加速や共同事業開発の推進によって事業拡大を図っていく方針である。

その他のサービスについては、全体の利益を鑑みて一定の投資は行うものの、市場環境の変化などによって成長戦略を描けなくなった事業に関しては早いタイミングでの撤退などを行い、選択と集中を進めていくとしている。

経営指標

株式会社ミクシィでは、高い成長性と利益の創出を目指す観点から、経営指標においては売上高及びEBITDA(営業利益、減価償却費、のれん償却額の合計)の向上を目指す。

事業環境

モバイル市場について

ミクシィグループは、主要事業においてスマートデバイスを通じて各種サービスを提供しているが、高速化・低価格化によるモバイルネットワークの利用の拡大及び高性能化・低価格化によるスマートデバイスの普及の拡大等により、モバイル関連市場が今後も拡大していくと見込んでおり、当該市場の拡大がミクシィグループの事業展開の基本条件であると考えている。

しかしながら、モバイル関連市場は、ブラウザゲームからスマートフォンネイティブゲームへの急速な移行に見られるように、非常に変化が激しい状況にある。モバイル関連市場は国内外の経済状況の変動、法的規制、技術革新、関連する市場の動向等様々な要因による影響を強く受けるため、今後新たな法的規制の導入や技術革新、通信事業者の動向の変化などにより、急激かつ大幅な変動が生じる可能性がある。ミクシィの予期せぬ要因によりモバイル関連市場の発展が阻害され、又はミクシィの想定する成長が実現しなかった場合には、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

競合について

ミクシィグループの主要事業においては、スマートデバイスを通じて各種サービスを提供しておいる。スマートデバイスを通じた各種サービスは、参入障壁が低く、多くの企業が参入しており、国内外の企業との競合が激しい状況にある。今後も、資本力、マーケティング力、知名度や専門性、新規サービスの開発力、事業ポートフォリオ等において、ミクシィグループより強い競争力を有する企業等との競合又は新規参入が拡大する可能性があり、競争の激化やその対策のためのコスト負担等により、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

また、家庭用ゲーム機や動画共有サイト等のサービスと、ミクシィグループが提供するスマートデバイスを通じた各種サービスは、余暇に手軽に楽しむ娯楽という点でユーザー層や利用目的が重なる傾向にあり、同じユーザー層の余暇を奪い合う点において間接的に競合する関係にある。ミクシィグループの提供するサービスのユーザーが、これらの競合するサービスを利用するために費やす時間が増えた場合には、ミクシィグループのサービスに対する需要が減少するなど、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があえう。

技術革新について

ミクシィグループが事業を展開するインターネット業界においては、事業に関連する技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに基づく新サービスの導入が相次いで行われている。これらの変化に対応するため、優秀な技術者を確保するとともに先端技術の研究やシステムへの採用等、必要な対応を行っているが、何らかの要因により変化に対する適時適切な対応ができない場合には、業界における競争力が低下し、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

事業上のリスク・業績変動要因

ユーザーの嗜好や興味・関心の変化への対応について

ミクシィグループが提供するサービスの主なユーザーは、若年層を含むモバイルを利用する一般ユーザーであり、ミクシィグループによるユーザーの獲得・維持、利用頻度、課金利用数はその嗜好の変化による影響を強く受ける。ミクシィグループはかかるユーザーの多様化する嗜好の変化に対応するため、サービスの拡充、集客強化及び活性化のための対 策を適切なタイミングで定期的に講じる方針だが、スマートフォンネイティブゲーム等、ミクシィグループの主たるサービスにおいては、ユーザーの嗜好の移り変わりが激しく、トレンドの変化が急速かつ急激である。

ユーザーニーズの的確な把握やニーズに対応するコンテンツの提供が何らかの要因により適時適切に実行できない場合には、ミクシィグループの提供するサービスのユーザーへの訴求力が低下し、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。また、各対策に対するユーザーの興味・関心によっては、ミクシィグループの業績にも季節による偏りが生じる可能性がある。

ミクシィグループでは、エンターテインメント事業において、スマートフォンネイティブゲーム等のサービスを提供しており、当事業におけるミクシィグループの提供するゲームの課金売上高がグループ収益の大半を占めており、その中でも特定のタイトル(『モンスターストライク』)の売上高に大きく依存している。

ミクシィグループは、『モンスターストライク』の利用を維持・促進するため、ゲームの機能改善や新機能の追加、定期的なイベントの開催、各種プロモーション等によるユーザーの利用の活性化を図っているが、かかる対策が適時適切に行えなかった場合、又はかかる対策が功を奏さなかった場合など、何らかの理由によってユーザーの興味・ 関心を維持できない場合、又は競合他社が当該タイトルよりも魅力あるタイトルを市場に投入するなどして、『モンスターストライク』の競争力が低下した場合、ユーザー数の減少、課金ユーザー比率の低下、課金利用の減少等により、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

また、ユーザーの興味・関心を高めるべく、新規タイトルの開発・普及を行っているが、ミクシィグループが、 ユーザーの嗜好の変化等を常に適切に把握し、新規タイトルに反映できる保証はない。さらに、新規タイトル の開発及び普及のためには、多額の開発費用及び広告宣伝などの費用が必要であるところ、開発した新規タイトルの 普及・課金が想定通り進捗しない場合にはミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

ユーザー獲得の外部事業者への依存について

ミクシィグループが、エンターテインメント事業において提供するスマートフォンネイティブゲーム等のサービスは、 スマートデバイスのアプリケーションとして、「Apple Inc. 」及び「Google Inc. 」等のプラットフォーム運営事業者を介して提供されており、代金回収やシステム利用、ユーザー獲得等において、かかるプラットフォーム運営事業者に実質的に依存している。

ミクシィグループは、これらのプラットフォーム運営事業者との良好な関係の構築に努めているが、ミクシィグループはその収益の大部分をスマートフォンネイティブゲームの課金による売上高に依存しているため、何らかの原因により、これらのプラットフォーム運営事業者との契約継続が困難となった場合やプラットフォー ム事業者の運営方針や手数料等に変更が生じた場合には、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

また、ミクシィグループは、サービスの開発、提供について、様々な外部事業者に対し業務の委託を行っており、エン ターテインメント事業におけるスマートフォンネイティブゲームの開発の一部についても特定の外部事業者に委託している。ミクシィグループは、これらの外部事業者とは良好な関係の構築に努めているが、何らかの原因によりこれらの外部事業者との関係が悪化した場合には、ミクシィグループのサービスの維持及び新規開発に支障をきたす可能性がある。

また、ミクシィグループは、ミクシィグループのサービスの品質の管理及び維持に万全を期しているが、 かかる外部事業者による活動を完全に制御することは不可能であり、ミクシィグループによる管理・監督が行き届かない可能性がある。上記のような事由により、ミクシィグループのサービスの品質の低下やこれによるミクシィグループのサービスに対するユーザーの信頼の低下が生じた場合には、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

グローバル展開について

ミクシィグループは、中国、台湾等、世界各国でスマートフォンネイティブゲームを配信し、又はライセンスの供与を行っており、今後も更なる事業拡大のために海外市場におけるスマートフォンネイティブゲームの展開を重要な施策としている。しかしながら、海外展開においては、各国の法令、政治・社会情勢、文化、宗教、ユー ザーの嗜好や商慣習の違い、為替変動等を始めとした潜在的リスクに対処できないことにより、想定通りの成果を上げることができない可能性があり、この場合にはミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

ミクシィグループはスマートフォンネイティブゲームの海外展開にあたり、言語や文化の違いを踏まえたローカ ライズを行ったうえで、現地での広告宣伝を実施するなど、現地ユーザーの獲得と現地での当社グループのサービスの浸透に努めているが、ミクシィグループのサービスが、海外でも日本国内と同様に受け入れられる保証はない。ローカライズを適切に行うことができなかった場合には、現地ユーザーに受け入れられず、場合によってはユーザーからの批判に晒される可能性があり、かかる場合には、ミクシィグループの事業、業績及び 財政状態に影響を与える可能性がある。

ミクシィグループの製品、サービス、事業に対する信頼又は社会的信用について

ミクシィグループは、主としてインターネットに接続するスマートデバイス及びPC向けにサービスの提供をおこなっており、ミクシィグループの提供するサービスのユーザーはインターネット上の情報に頻繁にアクセスする傾向にある。インターネットはその特性上、根拠の有無に関わらず様々な情報が交わされるため、ミクシィグループが提供するサービスは特にインターネット上の風評による被害を受けやすい傾向にある。ミクシィグループはミクシィグループ及びその提供するサービスに関する評判の維持、向上に努めているが、ユーザーの根拠の乏しい風説等により、ミクシィグループの評判・信頼が傷つくとともに、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

ミクシィグループが提供するサービスにはユーザー同士による双方向コミュニケーションを仲介するものがある。ミクシィグループでは、ユーザー同士のトラブルの回避や違法行為等を防止する観点から、ユーザーに対する啓蒙やモニ タリングに努めているが、一部の悪質なユーザーによる不適切な行為や違法行為等を完全には防ぐことができない可能性がある。ユーザーによりこのような行為が行われた場合には、ミクシィグループが提供するサービスの安全性、信頼性が低下し、ユーザー数が減少する可能性があり、また法的な紛争に巻き込まれ、公的機関から指導を受けることとなる可能性があり、このような場合にはミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

ミクシィグループは、ミクシィグループのサービスの開発、提供について、様々な外部事業者に対し業務の委託を行っているが、ミクシィグループがかかる外部事業者の活動を完全に制御することは不可能であるため、かかる外部事業者による個人情報の漏えいその他の違法行為又は不適切な行為等が行われた場合には、ミクシィグループ又はミクシィグループのサービスに対するレピュテーションが低下し、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を与える可能性がある。

ミクシィグループは、『mixi』『モンスターストライク』等、日本において高いブランド認知度を有するサービスを提供しており、ブランド価値の維持及び強化が、ユーザーの信頼確保、ユーザー基盤の拡大・利用の促進、新たな取引先の確保のために重要である。

しかしながら、ミクシィグループがブランド価値の維持及び強化に必要な投資を行えない場合、競合他社がより競争力 のあるブランドを確立した場合等には、ミクシィグループのブランド価値が低下し、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。

また、ブランド価値の維持と強化には多額の費用と人的資源の投下が必要であるところ、十分な投資を行ってもブ ランド価値の維持・強化を実現できる保証はなく、何らかの理由によりミクシィグループのブランド価値が低下した場合 には、ミクシィグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がある。ミクシィグループは、このようなレピュテーションリスクやコンプライアンスに配慮した経営判断を行うための仕組み・体制を整えている。

リスク・コンプライアンス体制

リスク・コンプライアンス担当役員やコンプライアンス本部を設置し、網羅的なリスク状況の把握や、発生後の迅 速な対応方法の策定など、全社的なリスク管理体制を構築している。また、執行の長である本部長は事業上のリ スク等に配慮しながら業務執行を行うとともに、事業推進において特定の個人に依存することなく、組織を横断した リスク管理を行うために、毎月開催の本部長報告会にて担当本部のリスクを報告する仕組みとしている。

また、一定金額以上の重要な事業推進においては、職務権限規程に基づき取締役会又は経営会議に上程し、決裁している。なお、経営会議の決裁権限を拡大することで、取締役会においてより重要性の高い案件の審議に注力し、経営戦略・リスクマネジメントに関する議論・判断に専念できる体制を整えている。

加えて、新規事業やM&Aを行う際 に、組織横断的なリスクの洗い出し・評価・対応策の検討を行う会議体としてリスク管理委員会を設置しており、審議結果を事業部門や取締役会等にフィードバックすることでリスク・コンプライアンス体制の向上を図っている。

中長期的な取り組み

ミクシィグループは、「エンタメ×テクノロジーの力で、世界の コミュニケーションを豊かに」を中期経営方針としている。 注力事業ドメインを「エンターテインメント事業」に設 定し、 成長市場である「モバイルゲーム市場」と「公営競技関連市場」での事業成長を推進する。『モンスターストライク』に次ぐ柱を確立することで複数事業による経営安定化を図り、 企業価値の向上を目指す。

モバイルゲーム市場での事業成長

『モンスターストライク』については、10年先も愛されるブランドであり続けることを目標に、ゲーム企画やアップデートの質と量の向上、マーケティングおよびメディアミックス 施策の綿密な連携により、ゲームの再活性化に取り組んでいく。加えて、外部IPとのコラボを展開しながら、収益のアップサイドを狙っていく。

また、「みんなで ワイワイ楽しむ」という『モンスターストライク』の本質的価値を体 現する新しいゲーム 体験を提供することで、引き続きリバイブを目指す。 新規ゲームの開発は、勝ち筋の見えた企画のみ、厳選して行っていく。成熟しているモバイルゲーム市場だが、依然、巨大なマーケットは健在であり、「新しい遊び」を提供することができれば、新たなカテゴリーを創出し、牽引できると考えている。

公営競技で第2の事業の柱をつくる

中長期的な成長を見据えたとき、ミクシィグル ープにとって重要な経営課題となるのが 、『モンスターストライク』に次ぐ第2の事業の柱をつくり、経営の安定化を図ることだ。新たな事業の柱へと成長させるべく、積極的に事業投資を進めているのが、「スポーツ事業」である。様々なスポーツの中でも、ミクシィグループが重点的に取り組む分野が、「公営競技」だ。競輪や競馬といった公営競技は市場規模が大きく、成長率も高い魅力的な市場といえる。そこにミクシィがエンターテインメント事業で培ったノウハウとIT技術を投入し、新たなエンターテインメントとしてリノベーションすることで、安定収益の柱に育てていく。

加えて公営競技には、経済的な可能性のみならず、地域活性化につながるという社会的な意義もある。すでにミクシィグループでは、人口減少やノウハウ不足に悩む各地の公営競技に対して、競技場の運営などといった支援を行っている。2020年4月には玉野競輪場(岡山県玉野市)の包括運営事業者、富山競輪場(富山県富山市)の施設所有者として、 「チャリ・ロト」による競輪場運営事業が始まった。

今後も同様に自治体との連携を広げ、市場の拡大とともに、日本全体の地域活性化と地方創生に貢献していくことを目指す。

その他ビジネスの事業成長

「2019年のラグビーワー ルドカップの盛り上がりを見てもわかるように、スポーツほど、一度に多くの人々を元気にするものはない。みんなで共感し喜び合うことで、日々の生活へのモチベーションが高まり、より豊かで健康的な人 生につながっていく。」こうした姿を思い描きながら、スポーツならではの価値を社会に広めていく。ミクシィはバスケットボールB.LEAGUEの「千葉ジェッツ」に加え、サッカーJリーグ「FC東京」、プロ野球セ・リーグ「東京ヤクルトスワローズ」の中長期的な成長をサポートしている。また、2020年2月にリリースした『Unlim(アンリム)』を通じ、 スポーツ文化の発展を経済面から支える事業にも関わっている。

成長を支え続ける企業文化

ミクシィグループは、ユーザーにサプライズや喜びを与えるものづくり、サービスづくりに強い想いを持つ人材の集まりである。ミクシィの典型的なエンジニアは、多能工のように SNSメディアにもゲームの開発にも映像関連の新技術にも自発的に関わり、ものづくりの面白さを感じながら、かつてないサービスを徹底追求している。人材が主役となって醸成してきた創造的な企業文化を、事業拡大に伴って新たに迎え入れた仲間たちとも共有し、新しいコミュニケーションサービスを常に生み出し続けることで、持続的な成長を目指す。

2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月29日)