アスア【246A】 グロース(内国株式)

物流事業者の安全活動を支援する「TRYESプログラム」、エコドライブを促進する「A-KMS」、企業向け通信機器の販売・保守を行う通信ネットワークソリューション事業。

アスア【246A】 グロース(内国株式)

物流事業者の安全活動を支援する「TRYESプログラム」、エコドライブを促進する「A-KMS」、企業向け通信機器の販売・保守を行う通信ネットワークソリューション事業。

事業内容

アスアは、物流業界の改善と発展を目指し、「コンサルティング」×「クラウドサービス」を活用して事業を展開しています。同社の事業セグメントは主に3つに分かれています。

まず、コンサルティング事業です。この事業では、物流事業者の安全活動を支援する「TRYESプログラム」を提供しています。TRYESプログラムは、対面型コンサルティングサービス「TRYESサポート」と、安全活動支援の定額クラウドサービス「TRYESレポート」の2つのサービスで構成されています。これにより、物流事業者が内製化しにくい安全活動を効率的に実現し、管理者の業務負担を軽減します。

次に、CRMイノベーション事業です。この事業では、コンサルティング事業で得られたデータを活用し、エコドライブを促進するメッセージングサービスを提供しています。具体的には、ASUA Knowledge Messaging System(A-KMS)を用いて、車両の走行データや運転行動データを解析し、安全運転やエコドライブ習慣の定着を支援するメッセージを生成します。また、システム開発やエコドライブ活動コンクールの受託業務も行っています。

最後に、通信ネットワークソリューション事業です。この事業は、一般企業向けにビジネスフォンや通信ネットワーク機器の販売・工事・保守を行い、企業のDX化を支援します。創業当初からの事業であり、東海地区を中心に約3,000社の取引事業者を保有しています。事務所拡張やレイアウト変更、移転、出店などのスポット対応から、総合的な保守サービスまで幅広く提供しています。

アスアはこれらの事業を通じて、物流業界の安全性向上と効率化を目指し、企業のDX化を支援することで、持続可能な社会の実現に貢献しています。

経営方針

アスアは、持続的な成長を目指し、クラウドサービスを中心としたストックビジネスの拡大を基本戦略としています。中期経営計画では、特に「TRYESサポート」と「TRYESレポート」の普及拡大に注力しています。これらのサービスは、物流業界の安全活動を支援し、管理者の業務負担を軽減することを目的としています。TRYESサポートは対面型のコンサルティングサービスであり、TRYESレポートは定額制のクラウドサービスです。

アスアは、物流業界の「2024年問題」や法改正に対応するため、TRYESサポートとTRYESレポートの全国展開を計画しています。これにより、物流事業者の法定12項目に基づくドライバー教育の充実を図り、ドライバー不足の課題解決に貢献します。また、これらのサービスの普及拡大により、相互活用による循環型ビジネスモデルの構築も視野に入れています。

さらに、CRMイノベーション事業では、コネクティッドカーのデータを活用したメッセージングサービスを提供し、モビリティ領域での拡大を推進しています。コネクティッドカーの市場は拡大が予測されており、アスアは大手自動車メーカーと協力して新たなサービスの開発に取り組んでいます。これにより、車両の走行データや運転行動データを解析し、安全運転やエコドライブ習慣の定着を支援します。

アスアは、物流事業者向けのコンサルティング事業で培ったノウハウを異業種にも展開し、一般企業向けの交通安全対策支援システムの開発も計画しています。これにより、物流業界だけでなく、広範な業界に対しても安全性向上と効率化を提供します。

同社は、持続的な成長を支えるために研究開発への投資を行い、短期的な利益と中長期的な課題にバランス良く取り組む方針です。また、利益を従業員、顧客、取引先、地域社会、株主に公正に還元し、企業家精神を持って新しい事業に挑戦し続けることを目指しています。これにより、アスアはすべてのステークホルダーに信頼される企業を目指しています。