素材開発のTBMが資源循環モデルを世界に広げようとしている。 同社は今秋に国内最大級のリサイクルプラントを立ち上げ、企業や自治体から回収した廃プラスチックや石灰石から作る素材「LIMEX」を循環させる仕組みづくりを本格化する。 日本と並行して、東南アジアなどでも仕組みを構築するべく現地でのパートナー探しなどを始めている。2023年には構想を固め、2024年にもプラントの海外展開に乗り出したい考えだ。 TBMの事業を紹介した前回記事に続き、同社執行役員でCSO(最高戦略責任者)を務める山口太一氏のインタビューを紹介する。
素材開発ユニコーンのTBM(東京都千代田区)が、自社製品や廃プラスチックを効率的に再利用する「資源循環モデル」の構築に本腰を入れている。 創業者の山﨑敦義社長は、2008年頃に台湾企業の石炭石で作った代替紙「ストーンペーパー」に出会い、代理店の契約を結び日本への輸入販売事業を始めた。 その後、石灰石由来の製品の環境負荷の少なさや持続可能性に商機を見出し、独自素材を開発をするため2011年にTBMを設立。 紙やプラスチックの代替品となる「LIMEX(ライメックス)」のほか、原料の50%以上が廃プラスチックの「CirculeX(サーキュレックス)」などを開発し製品化する。 このほど、使用済みのLIMEXや廃プラなどを回収・再生する循環モデルの構築に乗り出し、3月には神奈川県横須賀市と提携した。今秋には同市内で国内最大規模のリサイクルプラントを竣工させる予定だ。