エンビプロ・ホールディングス【5698】 プライム(内国株式)

資源循環、グローバルトレーディング、リチウムイオン電池リサイクル、環境経営コンサルティング、障がい福祉サービス事業を展開。

エンビプロ・ホールディングス【5698】 プライム(内国株式)

資源循環、グローバルトレーディング、リチウムイオン電池リサイクル、環境経営コンサルティング、障がい福祉サービス事業を展開。

事業内容

エンビプロ・ホールディングスは、純粋持株会社制を採用し、13の連結子会社と2つの持分法適用関連会社、2つの非連結子会社、1つの持分法非適用関連会社を有しています。同社は主に「資源循環事業」「グローバルトレーディング事業」「リチウムイオン電池リサイクル事業」を展開しており、これらの事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。

資源循環事業では、工場や解体物件から排出される金属スクラップや産業廃棄物を収集・運搬し、中間処理工場でのせん断・溶断、手解体、破砕・選別、圧縮・固形化を行い、鉄スクラップや非鉄金属(銅、アルミニウム、ステンレス等)、プラスチック、ゴムなどのリサイクル資源を生産しています。これらのリサイクル資源は、国内外の市場に販売されています。

グローバルトレーディング事業では、自社で生産したリサイクル資源や同業者から仕入れたリサイクル資源、中古自動車などを国内外に販売しています。また、リサイクル資源やバイオマス燃料、中古自動車の輸入や三国間貿易にも取り組んでおり、輸出入業者向けの物流サービスも提供しています。

リチウムイオン電池リサイクル事業では、電池工場などから排出される工程廃材や使用済み電池を取り扱い、乾燥・破砕・選別することで、コバルト、ニッケル、リチウムなどの希少金属を含む濃縮滓を生産し、販売しています。

さらに、エンビプロ・ホールディングスは、大手企業の環境経営やESG投資対応のアドバイスを行う「環境経営コンサルティング事業」や、障がいのある方向けの就職支援や適切な仕事の提供を行う「障がい福祉サービス事業」も展開しています。これらの事業を通じて、同社は環境保全と社会貢献を目指しています。

経営方針

エンビプロ・ホールディングスは、サーキュラーエコノミーをリードすることを戦略コンセプトに掲げ、資源循環事業、グローバルトレーディング事業、リチウムイオン電池リサイクル事業を中心に展開しています。同社は、2050年のカーボンニュートラル達成に向け、低炭素なリサイクル原料への需要増加に対応し、技術やノウハウを活かしたグリーンマテリアルの供給を強化しています。

中期経営計画では、2028年6月期を最終年とする5カ年計画を策定。資源循環事業では、リユース、リサイクル、リマニュファクチャリングを主軸に、低炭素プロセスによる素材メーカーへの変革を進め、サーキュラーエコノミーの実現を目指しています。また、グローバルトレーディング事業では、金属スクラップの取扱量増加に向け、集荷拠点の拡張や営業活動の強化を行い、効率的な物流を実現します。

リチウムイオン電池リサイクル事業では、リサイクル能力の拡大と安全で効率的な製造プロセスの確立を進め、使用済み電池のリサイクルを通じて、ニッケル、コバルト、リチウムなどの原料を電池メーカーへ戻すクローズドループの構築を目指しています。

さらに、環境経営コンサルティング事業や障がい福祉サービス事業を通じて、環境保全と社会貢献を目指し、経営基盤と成長基盤の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じ、エンビプロ・ホールディングスは、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。