プレミアアンチエイジング 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 888億6200万 円
銘柄コード 4934(マザーズ(内国株))

プレミアアンチエイジングは東京都港区に本社を置く企業。2009年12月に化粧品・健康食品の企画、製造、通信販売を目的として設立。2020年10月に東京証券取引所マザーズに上場。事業内容としては、化粧品の製造・販売事業を展開。これまでにない「uniqueな価値」を提供することで人々の何気ない日常を豊かにし、新しい未来に変えていくことを目指す。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

プレミアアンチエイジング株式会社は、東京都港区に本社を置く化粧品の製造・販売メーカー。2009年、プレミアアンチエイジング株式会社を設立。2010年に化粧品ブランド『DUO』が創出され、 『ザ クレンジングバーム』の発売を開始した。 2011年、化粧品卸売業者と代理店契約を締結し、バラエティショップをはじめとした小売店への販売を開 始。 2019年には『DUO』の姉妹ブランドとして新ブランド『CANADEL』を創出した。

2020年10月、東証マザーズへ株式上場。

事業の内容

プレミアアンチエイジングは、基礎化粧品の製造及び販売を行っている。取扱いブランドは『DUO』および『CANADEL』である。

『DUO』ブランドシリーズ

ブランドを牽引する製品は2020年4月時点においてシリーズ累計販売個数1,500万個を突破した『ザ クレンジン グバーム』シリーズで、2019年7月期における売上構成比は89.3%を占めている。

『CANADEL』ブランドシリーズ

2019年4月のブランド創出時に発売した製品は、『プレミアホワイト オールインワン』及び『プレミアリフト オールインワン」』の2製品であり、現在もブランドの主力製品となっている。

事業モデル

プレミアアンチエイジングの製品は、通信販売、卸売販売、及びその他の3つのチャネルで販売している。

通信販売

主力の販売形態であり、2019年7月期における当該販売チャネルの売上構成比は、81.3%である。 自社ECサイトにおいて製品の販売を行っており、1回の注文ごとに購入する「都度販売」に加えて、一定の間隔で同様の製品を継続的に届ける「定期販売」の2つを用意している。

卸売販売

2011年から化粧品卸売業者と代理店契約を締結し、バラエティショップをはじめとした小売店への販売を開始。2018年には卸売販売専用の部署を新設し、チャネル拡大を積極的に進めている。卸売業者経由で商品を配荷している小売店の数は、2020年4月時点において11,961店である。

その他

卸売販売以外に、Amazonに出店することで小売りとしての販売も行っている。その他、販売代理店を経由して、中国、台湾、香港への販売を行っている。

経営方針

これまでにない「Uniqueな価値」を提供することで人々の何気ない日常を豊かにし、新しい未来に変えていくことを目指している。 そのために、選び抜いた原材料とテクノロジーを掛け合わせ、価格を上回る品質を顧客に提供することをモットーに製品を提供。さらに、美容からアンチエイジング、更にアンチエイジング・アンチストレスを予防医療と捉え、更なる企業価値の向上に努めるとともに、全てのステークホルダーへの社会的責任を果たし、事業を通じて社会に貢献していくことを目指す。

目標とする経営指標

より高い成長性を確保する観点から、売上高の成長率を重視している。また、企業価値の拡大を図るという観点にも立ち、営業利益及び当期純利益も重要な経営指標として位置づけている。

経営環境

化粧品の国内市場は、2012年以降8年連続で成長している。また、主力製品である『ザ クレンジングバーム』が属するクレンジング市場についても堅調に成長している。 このような環境の中、主力商品である『ザ クレンジングバーム』は引き続き売上高を拡大し、さらに第2の柱となる商品又はブランドを育成することで、更なる成長を目指していく。

中長期的な会社の経営戦略

2021年7月期から2023年7月期を対象とした中期経営計画を策定し、利益率の向上及び売上の安定化を達成するために、通信販売チャネルでは「CPO※1の低減」「LTV※2の向上」、卸売販売チャネルでは「販売品目の拡大」、その他チャネルにおける海外事業では「販売エリアの拡大」を重点目標として掲げている。なお、具体的な施策としては、「クロスセル※3の拡大」「Web広告の内製化」 「CRM※4の強化」「商品ラインナップの拡充」「ブランドの認知度・知名度向上」を掲げている。

※1CPOとは、新規定期販売1件を獲得するために要する費用で、Cost Per Orderの略。 ※2LTVとは、定期販売の顧客による最初の購入から終わりまでの期間利益を示したもので、Life Time Valueの略。 ※3クロスセルとは、定期販売の顧客に2品目以上購入してもらうための施策。 ※4CRMとは、顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して、売上の拡大と収益性の向上を目指すマーケティング手法で、Customer Relationship Managementの略。

会社の対処すべき課題

顧客目線に立った商品開発

主力の商品である『ザ クレンジングバーム』の売行きは堅調に推移しているが、更なる業績拡大及びポートフォリオ最適化の観点から、『ザ クレンジングバーム』に次ぐ第2の柱となる商品の展開が急務であると認識している。プレミアアンチエイジングでは、コールセンターを自社保有し、顧客とのコミュニケーションから潜在ニーズを探り、そのニーズを商品開発に生かすことで、顧客の目線に立った商品開発を進め、第2の柱となる商品開発に取り組んでいる。

通信販売における新規顧客の獲得並びに既存及び休眠顧客へのアプローチ

主力の販売チャネルである通信販売では、新規顧客を獲得し、その顧客が定期注文顧客となり長期間利用することで売上高を積み上げている。よって、新規顧客の獲得数及び定期顧客数を増加させることが事業拡大において重要な課題である。 具体的な施策として、初めて定期注文を申し込む際のプロモーションの実施や、主力の広告媒体であるWeb以外の媒体においての広告宣伝活動を行っている。また既存及び休眠顧客に対しては、定期的なメール送付や、会員向け会報誌『the Beauty』の送付などのCRMの取り組みを強化している。

新規販売チャネルの開拓

主力の販売チャネルである通信販売の売上は堅調に推移しているが、更なる業績拡大には、販売品目の拡大や、アジア特に中国を中心とした海外販売など販売エリアの拡大が必要である。 化粧品や医薬品の販売は、実店舗である百貨店、量販店、ドラッグストアが中心であるが、 これらのチャネルに対するプレミアアンチエイジンの売上構成比率はまだまだ低い。この課題に対処するため、卸売販売部門の増員を行う等の営業体制を強化し、販売代理店などに対して積極的に営業展開を図ることなどにより、同チャネルでの売上拡大に取り組んでいく。

人材の確保・育成

化粧品の製造・販売事業における更なる業績拡大に加え、将来的にはアンチエイジングに関わる各種事業を展開していくことを目指している。そのために最重要となる経営資源は人的資源である。 中途採用活動を積極的に実施し、専門性あるいはポテンシャルの高い人材の確保に取り組むとともに、社員の業務遂行能力の向上のための教育や研修などによる人材の育成にも取り組んでいく。

内部管理体制の構築

今後の事業の拡大を図るにあたり、事業をより効率的かつ安定的に運用していくためには、内部管理体制の強化を通じた業務の標準化と効率化が重要である。 会社の規模や成長に合わせて、適宜、業務プロセスや内部統制の実効性を高めるための環境を整備し、コーポレート・ガバナンスを充実していくことにより、内部管理体制及び業務運営の最適化に取り組んでいく。


2020年7月期 有価証券報告書(提出日:2020年10月30日)