浜木綿 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 21億8100万 円
銘柄コード 7682(JASDAQ(スタンダード・内国株))

浜木綿は、愛知県名古屋市に本社をおく企業。
1967年、名古屋市で中国料理「はまゆう(現・浜木綿)」を個人経営にて創業。
家族中心の北京料理をベースにした本格的な中国料理店「浜木綿」を主力業態としてチェーン展開している。

浜木綿は、東海地方を中心に中国料理チェーンの店舗展開を行っている。

1967年2月に創業して以来、美味しい中国料理を手頃な価格で楽しんでもらうことを目指し、工夫してきた。

手頃な価格でおいしい料理を提供するために、新卒で採用した者を自社で調理師に育成しているほか、約30年前から独自のオーダーシステムを使って料理の提供スピードを上げ、セントラルキッチンで食材の調理技術を共有している。

こうしたオペレーションを構築した結果、通常の中国料理店と比べて少ない調理師の人数で安定した料理を提供できるようになり、多店舗展開が可能となった。

展開している業態は、家族の集いに重きをおいた主力ブランド「浜木綿」のほか、全室個室タイプの「四季亭」、少人数顧客向けの「桃李蹊」がある。

店舗数は2019年8月31日時点。

①浜木綿(30店舗)

世代を超えて2世代、3世代、4世代など大人数での利用に対応できるよう、子供からお年寄りまで満足できるメニューを豊富に用意している。

また、家族や気心の知れた仲間たちと気兼ねなく楽しめる個室や座敷、円卓回転テーブルなど、設備を充実。

②四季亭(3店舗)

「晴れ」の日やイベントのための個室で楽しめる中国料理専門店。

四季折々の食材を使った料理を、リーズナブルな価格で提供している。また、席は全室個室タイプ(一部、半個室)となっており、自宅にいるような空間でくつろぎながら、食事を楽しむことができる。

③桃李蹊(8店舗)

地域密着型の小型の中国料理専門店。

夫婦など少人数での利用を意識し、2名席を充実。カフェのような空間で料理を楽しむことができる。

全ての料理に野菜をたっぷりと使用し、昆布やかつお節、干し椎茸などの「和だし」を積極的に採用。

調理用油としてオメガ3系(えごま油など)、オメガ9系(オリーブオイル)など、食生活で不足しがちで健康的とされる油を使用。健康に配慮したヘルシーなメニューが特徴。

店舗数の状況

浜木綿 店舗数

有価証券報告書より)

全41店舗のうち、29店舗は愛知県、名古屋市に13店舗が集中している。愛知以外に展開しているのはメイン業態の「浜木綿」のみ。

仕入先から食材などを仕入れたのち、製造工場(セントラルキッチン)で商品を調理したのち(一部は直営店に直接仕入れ)、直営店を通じて商品・サービスを提供するというオペレーションとなっている。

今後の事業展開

浜木綿は、中国料理において3つの業態でチェーン展開しているが、中長期的な計画では、最も安定した営業基盤を持っている「中国料理 浜木綿」の拡大を主として考えて、今後は東海地方だけでなく、関東・関西エリアへの店舗展開も検討している。

長期的には、中国料理を主体とした「中華居酒屋」、都心型の「台湾料理店」、アメリカのようにテイクアウトを強化したカジュアルな中国料理店に加工食材を販売することも計画。

現在、セントラルキッチンによる調理割合は、仕入れ金額ベースで32%ほど。飲食業界における人手不足を考慮すると、セントラルキッチンでの調理割合はさらに高まっていくものとしている。

浜木綿では、調理オペレーションを工夫することで、人材活用が容易となり、出店速度をさらに加速することができると考えている。

直近では、愛知県稲沢市に新たなセントラルキッチンの新設を予定。店舗で行っていた調理の一部を実施するだけではなく、新しい調理法やメニューを開発、現場オペレーションを改善するための「創造の場」にしていく予定。

また、タブレットを活用した注文システムの導入も検討しており、メニューの注文だけでなく、顧客へのアンケート機能を盛り込むことで、顧客情報を蓄積・活用していくことも考えている。

業務マニュアルなども会社貸与のタブレットやスマートフォンからアクセスできるようにすることで、効率的な教育を可能にっする目論見である。

経営指標としては、既存店の客数の増減を最重視しているほか、利益指標として「人時売上高:店舗売上高 ÷ 総労働時間」も重視している。