チームスピリット【4397】 グロース(内国株式)

The company offers "TeamSpirit," a SaaS for business efficiency.

チームスピリット【4397】 グロース(内国株式)

The company offers "TeamSpirit," a SaaS for business efficiency.

事業内容

チームスピリットは、「すべての人を、創造する人に。」をミッションに掲げ、SaaS(Software as a Service)事業を展開しています。主力製品である「チームスピリット」は、勤怠管理や経費精算などの業務システムを一体化したサービスです。また、導入や運用に関するプロフェッショナルサービスも提供しています。

「チームスピリット」は、勤怠管理、工数管理、経費精算、電子稟議、カレンダー、SNSなどの機能を統合したクラウドサービスです。これにより、企業はデータを一元管理し、内部統制を強化することが可能です。特に、日本の労働生産性向上を目指す企業にとって、デジタルトランスフォーメーションの一環として重要な役割を果たしています。

チームスピリットのサービスは、基本機能に加え、プロジェクト原価管理やアサイン管理といったアドオンサービスも提供しています。これにより、プロジェクト型ビジネスの原価管理や、個人のスキルに基づいた最適なアサインが可能となります。また、プロフェッショナルサービスとして、導入支援や運用サポートも行っています。

ビジネスモデルは、サブスクリプション型リカーリングレベニューモデルを採用しており、安定した収益を確保しつつ成長を目指しています。シングルソース・マルチテナント形式により、顧客価値を最大化し、コストを抑えたサービス提供が可能です。これにより、エンタープライズ企業にも選ばれるSaaSとしての地位を確立しています。

チームスピリットは、SalesforceのLightning Platform上に構築されており、セキュリティやバックアップなどの運用はSalesforceが担当しています。これにより、開発リソースを業務アプリケーションに集中させ、顧客体験価値の向上を図っています。金融機関やグローバル企業にも安心して利用される環境を提供しています。

特集記事

経営方針

チームスピリットは、「すべての人を、創造する人に。」というミッションのもと、成長戦略を推進しています。同社は、労働生産性の向上を目指し、テクノロジーを活用して日本の産業社会が直面する課題を解決することを使命としています。特に、エンタープライズ市場の開拓を中期的な経営戦略として位置付け、企業の働き方改革を支援しています。

同社の成長戦略の柱は「エンタープライズビジネスの拡大」です。製品開発やマーケティング、営業活動に投資を行い、特に従業員1,000名以上の企業からの新規受注を目指しています。また、ミッド・スモール市場の成長再加速にも注力し、UI改善や新機能のリリースを通じて競争力を強化しています。

さらに、チームスピリットは新規領域への事業拡大を図り、マルチプロダクト戦略を推進しています。既存事業の周辺領域にとどまらず、新たな領域への進出を目指し、持続的な成長を実現するための基盤を築いています。これにより、企業価値の向上と株主への利益還元を目指しています。

優秀な人材の確保と育成も重要な課題と位置付けています。積極的な採用活動と適切な人事評価を通じて、経営基盤を強化し、持続的な成長を支える人材の育成に努めています。これにより、企業の競争力を高め、長期的な成長を支える体制を整えています。

中長期的な収益性の向上と安定したキャッシュ・フローの創出も重視しています。ARR成長を最優先としつつ、収益性向上に向けた経営効率性を高める取り組みを進めています。2025年には営業利益率3%以上、2026年には10-15%を目指す方針です。