壽屋 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 165億8600万 円
銘柄コード 7809(JASDAQ(スタンダード・内国株))

株式会社 壽屋は、東京都立川市に本社をおく企業。1953年に玩具店として東京立川市に有限会社壽屋を設立。 1967年には第一デパート(立川市)に人形と玩具壽屋を開店。1983年に通信販売事業を開始。1995年にはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』ブームの中、キャラクターである「綾波レイ」「エヴァンゲリオン初号機」を立体化、フィギュアブームの火付け役となった。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社壽屋(KOTOBUKIYA CO., LTD.)は、東京都立川市に本社を置く、フィギュア、プラモデル、雑貨等を中心としたホビーに関わるグッズの企画・製造・販売・サービス活動を展開する企業。1947年6月、代表取締役社長である清水一行氏が「おもちゃの店 壽屋」として創業。1953年1月、有限会社壽屋を設立。1984年、フィギュアの企画開発、製造販売を開始し、1996年11月に有限会社から株式会社に組織変更した。2003年、プラモデルの企画開発・製造販売を開始し、翌年6月には秋葉原に、「コトブキヤ ラジオ会館」を出店。2009年、オリジナルライセンス製品の企画開発、製造販売を開始し、プラモデル『フレームアームズ』シリーズを発売した。その後、2009年に「ベスト・コレクティブル賞」を受賞、2010年「最優秀賞ハードライセンス賞」を受賞、2015年「最人気海外プラモデル賞」を受賞、2016年に「TAMAブランド大賞」を受賞した。2017年9月、東京証券取引所JASDAQ市場に株式上場。

事業内容

壽屋は、フィギュア、プラモデル、雑貨等を中心としたホビーに関わるグッズの企画・製造・販売・サービス活動を主として展開しており、顧客の要望に柔軟に対応できる製販一体型の事業展開を基本としている。また、壽屋はホビー関連品製造販売事業の単一セグメントであるため、製品形態別に記載する。

フィギュア

映画やアニメ、コミック、ゲーム等のキャラクター等をフィギュア化し、細部までつくり込まれたディテールや、塗装による色彩表現および質感表現等のクオリティーを量産品においても維持する。

プラモデル

映画やアニメ、コミック、ゲーム等からのメカニカルキャラクター等を組立式のキットとして立体を再現し、細部のディテールや質感表現はもとより、未塗装でもキャラクターの配色を再現できる精密な設計を施している。

雑貨

コミックやゲーム、映画、歴史・史実等からのキャラクターやアイテムをデザイン化して、生活雑貨等にアレンジしたもの。壽屋の強みである立体表現を生かし、デザイン性にこだわった雑貨製品を展開。

経営方針

壽屋は、「社会に貢献し、感謝される分野において常に感動と驚きを提供する健全なるNo.1企業であり続ける」という企業理念のもと、既存のマーケットにとらわれることなく、柔軟な事業展開を推進していく方針。

経営指標

営業活動から生じた営業利益に、金融収支を加味した経常利益の売上高に対する比率である売上高経常利益率を主要な経営指標とし、中期的には5.0%以上を目標としている。

経営戦略

壽屋が主に取り扱っている、プラモデル、フィギュア、雑貨等の製品を大切にしながらも、より大きなフィールドとして、エンターテインメント分野全般を扱う会社へのシフトを目指す。また、自社IPは版権使用料が発生しないため利益率が高く、キャラクター使用の範囲を縛られることもないため、複合的な製品展開ができる。国内では、新領域の拡大に向けた新たな取り組みの一環として、デジタルコンテンツを含めた壽屋の持続的成長のエンジンとなるようなプロジェクトも複数進行している。

経営環境及び対処すべき課題

壽屋を取り巻く経営環境については、新型コロナウイルス感染症に伴う世界的な経済活動の停滞や企業収益、雇用環境の悪化など、先行き不透明な状況が続くものと想定される。このような状況において、今後も事業拡大を推進するために、以下の内容を対処すべき課題と考え、各種対策に取り組んでいる。

海外展開の強化

中長期的な視野から壽屋のさらなる成長を図るには、海外市場での事業展開の強化が重要であると考えている。北米、アジアの2大市場を主なターゲットとして海外展開を推進し、グローバル企業への変革を図る方針。

自社IP製品への取り組み

人気の他社IPを中心とした版権取得に加え、自社IP製品の開発・製造についても継続的に注力している。2020年には新規自社IPシリーズの『創彩少女庭園』『アルカナディア』を発表し、他社とのコラボレーションを含め、より一層のIP戦略拡大を図っていく方針。

版権戦略

ホビー商品の開発・製造においては、ゲーム、アニメ、映画等の人気コンテンツにおける版権の取得が重要である。壽屋自らが版元となり、他社へ版権を販売してロイヤリティー収入を上げるビジネスモデルへの取り組みを開始しており、自社IPを含め、今後も継続的に版権を取得するための施策を実施していく方針。

コストの削減

自社製品を海外で製造する当社のビジネスモデル上、為替相場の変動、製品原材料費及び製造委託費等のコスト上昇が、業績に影響を及ぼす懸念がある。製品設計、外注加工費、製造効率、流通などの見直し・検討を定期的に行い、収益力の向上を図ると共に開発期間の短縮化を図る。

製造拠点の拡充

製品は主に中国にある外部委託先にて製造されているが、中国における人件費上昇、政治・経済・行政・環境に関するカントリーリスクは拡大傾向にある。今後は日本国内を含めた中国以外の製造拠点の拡充を図る。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対応

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響の長期化に伴い、役職員の健康管理や感染予防を徹底するとともに、テレワークや時差出勤など事業運営に極力支障が生じない体制を構築し、感染拡大の防止に取り組む。


2020年6月期 有価証券報告書(提出日:2020年9月29日)