事業内容
ベルグアースは、野菜苗・苗関連事業、農業・園芸用タネ資材販売事業、小売事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、ベルグアースは多様な農業関連サービスを提供しています。
野菜苗・苗関連事業は、ベルグアースの主力事業であり、特に果菜類の接ぎ木苗の生産・販売に特化しています。接ぎ木技術を用いることで、病害虫に強く、生産性の高い苗を提供しています。ウイルスガード苗や高接ぎハイレッグ苗など、病気に強い苗の生産も行っています。
農業・園芸用タネ資材販売事業では、ベルグアースは生産者や家庭園芸愛好家向けに、培養土や肥料などのオリジナル商品を販売しています。また、海外の種苗会社から優良品種を選定し、量販店に提案するなど、種子の販売にも力を入れています。
小売事業は、ファンガーデン株式会社が担当し、一般消費者や生産者向けに各種苗や農業園芸資材を販売しています。店舗やインターネットを通じて、家庭園芸からプロ農家まで幅広いニーズに応える商品を提供しています。
経営方針
ベルグアースは、野菜苗生産を中心に「良い苗をいつでも・どこでも・いくらでも」を掲げ、事業を展開しています。新たな設備投資や全国のパートナー農場との連携を通じて、安定した生産体制を構築し、事業の拡大を図っています。また、自社ブランド品種の種子開発やオリジナル培土の開発を進め、家庭園芸市場やアジアを中心とした国際市場への進出も視野に入れています。
ベルグアースは、2024年から新たな中期経営計画を策定し、苗事業を基盤に農資材や新製品・技術の開発を進めています。2033年に向けて、量から質、売上から利益、農業から製造業への転換を目指し、企業価値の向上を図ります。特に、苗事業の生産・販売体制の再構築や新規植物ワクチンの開発に注力しています。
2025年には、苗事業の組織体制を見直し、コスト削減と収益確保を目指します。また、事業インフラの強化を進め、新規植物ワクチンやオリジナル品種の開発を推進します。これにより、フードバリューチェーンの構築を進め、持続可能な発展を目指します。売上高は7,400百万円、営業利益70百万円を見込んでいます。
ベルグアースは、気候変動や自然災害に対応するため、生産体制や育苗方法の確立を進めています。苗事業の拡大と収益力強化、新製品・新技術の開発、事業インフラ強化を課題とし、苗質の安定化と収益力の回復を図ります。これにより、日本の農業に革命を起こし、人々の食と暮らしを豊かにすることを目指しています。