ホーブ【1382】 スタンダード(内国株式)

いちごの品種開発から苗の生産販売、果実の供給、さらに種苗や馬鈴薯の生産販売、運送事業を展開する企業。

ホーブ【1382】 スタンダード(内国株式)

いちごの品種開発から苗の生産販売、果実の供給、さらに種苗や馬鈴薯の生産販売、運送事業を展開する企業。

事業内容

株式会社ホーブは、いちごを中心とした農産物の事業を展開している企業です。同社は、いちごの新しい品種の研究開発から始まり、苗の生産販売、収穫した果実の販売までを一貫して行っています。特に、四季成性いちご「コア」と「夏瑞/なつみずき」という自社品種を持ち、これにより一年を通して国産いちごを供給する体制を整えています。

同社の事業は、いちご果実・青果事業、種苗事業、馬鈴薯事業、運送事業の4つのセグメントに分かれています。いちご果実・青果事業では、自社品種のいちご果実やその他の青果を仕入れ、販売しています。種苗事業では、自社品種のいちご苗を生産し、農家に販売するほか、食用ユリなどの種苗の生産も行っています。

馬鈴薯事業では、種馬鈴薯の生産販売や青果馬鈴薯の仕入販売を行い、国内外の品種を取り扱っています。運送事業は、連結子会社の株式会社エス・ロジスティックスが担当し、同社の商品を中心に配送業務を行っています。

同社の強みは、いちごの育種から苗の生産・販売、栽培指導、果実の仕入・販売までを一貫して行うことで、各事業が有機的に結びつき、総合力を発揮している点です。また、バイオテクノロジー技術を活用し、均一無病苗を量産化することで、安定した品質の苗を提供しています。これにより、夏秋期にも国産いちごを安定供給し、洋菓子メーカーのニーズに応えています。

経営方針

株式会社ホーブは、バイオテクノロジー技術を活用し、農業の活性化を目指す企業です。同社は、いちごを中心に苗の生産から果実の販売までを一貫して行い、農業生産者と消費者をつなぐ役割を果たしています。特に、四季成性いちご「コア」と「夏瑞/なつみずき」を自社品種として展開し、国産いちごの安定供給を実現しています。

同社の成長戦略は、いちご果実・青果事業、種苗事業、馬鈴薯事業、運送事業の4つのセグメントに分かれています。いちご果実・青果事業では、自社品種のいちごを中心に販売し、特に「夏瑞/なつみずき」は高い糖度と香りでギフト需要が高まっています。種苗事業では、国内外での品種展開を進め、気象変動に対応した栽培技術の確立を目指しています。

馬鈴薯事業では、国内外の品種を取り扱い、特に海外で育種された特性を持つ馬鈴薯の販売に注力しています。運送事業は、子会社の株式会社エス・ロジスティックスが関東圏を中心に展開し、配送効率の向上を図っています。これらの事業を通じて、同社は農業の持続可能な発展に寄与し、収益の拡大を目指しています。

さらに、同社は人材育成にも力を入れ、農業に関する技術やノウハウの継承を重視しています。これにより、農業の多様な変化に対応し、持続可能な事業運営を実現することを目指しています。