調整後売上58%増のシンガポール企業「Sea Limited」の2017年決算:EC取扱高はQonQ48%増、決済取扱高はQonQ2.3倍に

Sea Limited

昨晩、注目しているシンガポールのインターネット企業「Sea Limited」の決算が発表されたので、まとめてみたいと思います。

Sea Limitedは、東南アジアを中心に、eSportsやEコマース、決済サービスの三事業を展開しています。

まずは全体業績を見ています。

2017年の売上高は4億1419万ドル、営業損失が5億ドル。

売上成長率は19.8%と大したことないし、パッと見「しょっぱいな」という印象は否めません。


しかし、Sea Limitedは調整後売上・EBITDA(償却前営業利益)としての数値も公開しており、2017年の調整後売上高は5億5358万ドルとなっています。

そうすると前年から58%も売上が増えている計算になりますが、どうしてこのような調整が必要になるのでしょうか?それとも決算上のお化粧に過ぎないのでしょうか。


今回のエントリでは、Sea Limitedの「調整後売上高」が何を意味するのかをチェックした上で、その他の事業数値についてチェックしていきたいと思います。


Sea Limitedの「調整後売上高」とは

まずは、彼らの言う「調整後売上高」の定義をチェックしてみます。

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