(②「不動産流通」の続き)
今回のエントリでは、不動産業界の中でも「賃貸」「管理」のテーマについて、統計データをいくつかご紹介していきたいと思います。
まず確認したいのは、そもそも日本に「住宅」がいくつあるかという点です。
全住宅ストック(国内で建築されている既存の住宅)は1948年から2013年までほぼ一貫して増え続け、6,063万戸に到達。
そしてそれ以上に、「空き家」が増加しています。
1968年の空き家率はわずか4%。住宅の96%には誰かしら住んでいたわけですが、2013年には空き家率が13.5%にまで拡大。
空き家だけで820万戸もあるわけですから、ものすごい数です。
820万戸のうち、52.4%にあたる430万戸が「賃貸用」、3.8%にあたる30.8万戸が「売却用」の住宅。
別荘地などの「二次的住宅」が41万戸で全体の5%を占め、残り39%が一戸建てや共同住宅となっています。