「LINEマンガ」の流通元!ガラケー時代の着うた配信から事業をシフトしたメディアドゥの電子書籍流通事業とは

メディアドゥ

今回は、「電子書籍流通事業」という少しわかりにくいビジネスを展開するメディアドゥについて取り上げます。

メディアドゥの歴史

1996年に名古屋市で(有)フジテクノとして設立され、1999年にメディアドゥとして株式会社化されます。

2000年10月にはパケット通信量削減システム「パケ割!」を開発したほか、2004年7月には着うた配信サービスを開始するなど、ガラケー向けのサービスが中心でした。

2006年にはコンテンツ配信システム「md-dc」を開発し、電子書籍配信サービスを開始。

2007年にはコンテンツ配信プラットホーム「Contents Agency System(CAS)」の提供を開始し、2010年にドコモの電子書籍ポータル「iMenuブック」にCASを提供。


2012年になると、スマホ向け電子書籍配信ストアソリューション「CAS」も開始します。

すると、2013年には「LINE マンガ」へコンテンツの取り次ぎを開始し、同年に東証マザーズに上場。

2014年にはLINE・講談社・小学館とともに「LINEマンガ」のグローバル展開のための合弁会社を発足。

2016年には書籍の要約サービスを提供する「株式会社フライヤー」、2017年には「株式会社マンガ新聞」「株式会社出版デジタル機構」「Lunascape株式会社」を相次いで子会社化しています。


2000年以前から事業を開始し、当初は「着うた」などのガラケー特有の事業を展開していましたが、その後、電子書籍事業へシフトすることで、2014年以降急速に業績を伸ばしています。


直近の5年間でメディアドゥの業績がどのように変化したのか、まずは売上の内訳をみてみます。

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